レーベルオーナー クリスチャン・スコット・アトゥンデ・アジュアーとの相性バッチシなアレキサンダー・フルード。
Alexander Flood is a perfect match for label owner Christian Scott aTunde Adjuah.
Alexander Flood / The Space Between / 2022
Drums & percussion, keyboards, programming, & production – Alexander Flood (All tracks)
Trumpet – Christian Scott aTunde Adjuah (Track 4)
Rhodes, piano & synths – Jack Strempel (Track 1, 2, 3, 4, 5, 6, 8, 9)
Bass & synth bass – Dylan Paul (Track 1, 2, 3, 6, 8, 9, 10)
Trumpet – Josh Chenoweth (Track 2, 5, 9)
Guitar – Tyler Venter (Track 1, 10)
Vocals- Nelson Dialect (Track 1)
Vocals- Vivian Sessoms (Track 6)
Oud – Zayn Mohammed (Track 8)
Guzheng – Zhao Liang (Track 3, 4, 8)
Erhu – Wei-Han Dai (Track 4, 9)
Additional drums, percussion, aux keyboards & co-production – Nick Kepron (Track 1)
Piano – Ben Kepron (Track 1)
Gogo congas – Brion “Boogie BeeJay” Scott (Track 1)
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Degree of
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
アレキサンダー・フルードをもう1枚。
2022年に出たばかりのセカンド。こんどは、ジャケットかっこいい。
このアルバムには、レーベルを主宰するクリスチャン・スコット・アトゥンデ・アジュアーも1曲参加している。
1曲目は、ヒップホップにピアノ、ギター、トランペットのソロが絡む。
2曲目は、軽快なサンバ。つぎでちょっとクールダウン。
4曲目が、キモのクリスチャン・スコット登場。
2人の相性もバッチシ、かっこいいぜ。
それ以降も、彼の創りだすリズム・ワールドを追いかけていると時を忘れる。
このアルバムは、ワールド・ミュージックぽさは、ずいぶん抑えられている。
というか、前作はこれまで彼が手がけてきた、あるいはマスターしてきたものの集大成だったのかな。
そういう意味では、この都会的な音楽こそが、
彼の現在が映し出されているものだろう。
もちろん映像を観る限り多くの民族的なパーカッションあるいは楽器が使われていて、
どんな曲調のなかにも彼らしいポリリズムが浮かんでは消える。
若い宅録世代らしく自身の世界構築に夢中で、
インタープレイという概念は、あまり念頭にないのかもしれない。
そのへん若き天才ジェイコブ・コリアーあたりと、近いものを感じる。
ま、まだまだ若い。これからのアレキサンダー・フルードに期待大。