Bass player's albums

Baseline / The Guitar Album / 2006
ベースライン / ザ・ギター・アルバム / No,4034

ヨーロッパ有数のベーシスト ハイン・ヴァン・ダ・ガインが、旧知のジョン・アバークロンビーを招いて創った名盤。
One of the best bassists in Europe, Hein Van de Geyn, created this masterpiece with his old friend John Abercrombie.

Baseline / The Guitar Album / 2006

Bass, Producer – Hein Van de Geyn
Drums – Hans van Oosterhout
Guitar – Ed Verhoeff
Guitar [Featuring] – John Abercrombie
Composed By – Hein Van de Geyn (曲: 1 to 5, 7 to 14)
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆
Dreamy / ドリーミー度 ☆☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆☆
Relaxing / まったり度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆

きのうは、大チョンボ。
チャールス・ロイドの “ The Water Is Wide ” は、以前取り上げたアルバムだった。
特集で、意識的に再度取り上げることはあるけど、今回は完全に失念してた。
歳でしょうか、そりゃ羽生名人もA級陥落するわ(関係ない)。

ということで、きょうもジョン・アバークロンビー関連。

これは、2006年のアルバム(日本では2021年に初リリース)。
ジャケットのサブタイトルを書くと、
Hein Van de Geyn’s Baseline Feat. John Abercrombie
ベーシスト、ハイン・ヴァン・ダ・ガイン率いるベースライン(という名のバンド)の
その名も “ The Guitar Album ” ということになる。

ハイン・ヴァン・ダ・ガインは、ヨーロッパ有数のベーシスト。
1994年にジョン・アバクロンビー、ジョー・ラバーバラと共にベースラインを結成。
やがて、グループは地理的な理由から新たなギタリスト エド・フェルホーフを迎えた。

このアルバムは、旧知のアバークロンビーを客演にギター2本でのレコーディングということらしい。6曲目の “ My Funny Valentine ” を除いてすべてがハイン作。
これが、素晴らしい。アバークロンビーのリーダー作(スミマセン)以上に!

本人以上にアバークロンビーのギターの良さを理解した楽曲。
アバークロンビーへの愛が伝わってくる。
美しいメロディと、瑞々しくほとばしる音の粒、透明感、浮遊感。
全体の録音もすばらしいし、とくにハインのベースの音も、絡みもすばらしい。

90年代のグループの作品もぜひ聴きたくなってくる名盤。

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