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Noam Wiesenberg / Roads Diverge / 2018年
ノーム・ウィーゼンバーグ / ロード・ディヴァージュ / No.4051

ベーシスト ノーム・ウィーゼンバーグ、初リーダー作品で最前線に踊り出す!
Bassist Norm Wiesenberg jumps to the forefront with his first leader’s work!

Noam Wiesenberg / Roads Diverge / 2018

Bass – Noam Wiesenberg
Trumpet – Philip Dizack
Alto Saxophone – Immanuel Wilkins
Tenor saxophone – Dayna Stephens(Tracks: 5)
Piano – Shai Maestro
Drums – Kush Abadey
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆

週をまたがって本日もイマニュエル・ウィルキンス参加作品。
2018年のノーム・ウィーゼンバーグのデビュー・リーダー・アルバム。

ノーム・ウィーゼンバーグは、イスラエル出身ベーシスト。

ノーム・ウィーゼンバーグは、音楽一家に生まれた。8歳からチェロを習い、20歳でコントラバスに転向。イスラエルのジャズシーンで活動し、エルサレム交響楽団ほか交響楽団のために編曲を手がける。1998年から2008年まで、アメリカ・イスラエル文化財団のフェローを務めた。2008年テルアビブを離れ2010年バークリー音楽大学を卒業し、以降NYを中心に活躍。(wikiより抜粋)

ウィーゼンバーグはまた、カミラ・メザのプロジェクト、”カミラ・メザ&ネクター・オーケストラのストリングス・アレンジを務め、アリ・ホーニグのノネット(九重奏団)では音楽ディレクターを務めるという才人だ。
このアルバム制作に集まったメンバーを見ただけで、その実力が分かろうというもの。

まず、トランペットがフィリップ・ディザック。
アルト・サックスでイマニュエル・ウィルキンス。
ピアノが、シャイ・マエストロ。
ドラムは、クシュ・アバディ。
そして、ゲストで1曲デイナ・ステファンズも参加している。
ウッヒャ〜!なメンツ。

9曲中8曲が自身のオリジナルで、ラスト・トラックのみRadioheadのカヴァー。

どの曲も美しく、それぞれ世界観、ストーリーがある。
小さなヴォリュームで流すと、気持ちよく聴き流すBGMでもいける。

しかし、ガッツリ聴けば、
流れるように楽曲の空気にそって各自すばらしいソロ、
いやおそろしい技を披露していて、
声を上げたくなるほど!たまらん場面の応酬。
こいつは、いい。

やっぱり、なかでもシャイ・マエストロのピアノは絶品で、
楽曲の中に見せ場をつくる。
そこに、絡むディザック、ウィルキンス、そしてステファンズ。
堪らん!

このバンド、いいメンバーだ。
そして、ノーム・ウィーゼンバーグのクッキリした輪郭のベースも、
リーダーとしての作編曲の腕は秀逸。
各自の個性を活かしきって聴かせる流麗な楽曲。

次作が望まれる、すばらしいアルバム。

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