Bass player's albums

Tonbruket / Live Salvation / 2018
トンブルケット / ライヴ・サルヴェーション / No.4068

ジャズ・バンドの域を超えた多種多様なサウンドを創造するサウンド・ファクトリー。
A sound factory that creates a wide variety of sounds beyond the realm of a jazz band

Tonbruket / Live Salvation / 2018

Bass – Dan Berglund
Drums – Andreas Werliin
Guitar, Pedal Steel Guitar – Johan Lindström
Piano, Synthesizer, Violin – Martin Hederos
Producer – Tonbruket
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Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆
Advance / アドバンス度 ☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Nostalgic / ノスタルジック度 ☆☆☆
Fantastic / ファンタジック度 ☆☆☆
Dreamy / ドリーミー度 ☆☆☆
Ambient / アンビエント度 ☆☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆

きのうは、 e.s.t. のエスビョルン・スヴェンソン亡きあと残された2人のうちの1人、ドラマーのマグヌス・オストロムのアルバムを紹介した。

ということで今日は、残るもう1人。
スウェディッシュ・ベーシスト、ダン・ベルグルンドが率いるカルテット“ トンブルケット” を紹介。

カッコいいジャケット。
ACTのジャケットは、アーティステックなものが多くて楽しみ。

このアルバムは、トンブルケットとして4作目。「インストゥルメンタル・ロック」「アヴァンギャルド・フォーク」とも称されるトンブルケットの音楽。
過去3作は、連続でスウェディッシュ・グラミーの「最優秀ジャズ・アルバム」を獲っているので、このライブ盤はまあベスト的アルバムといえる。

聴けば聴くほどカテゴライズに悩んでしまう摩訶不思議な音楽。
オイラ的にはインストゥルメンタルなプログレ・ジャズとでも呼ぼうかしら。

なるほどアヴァンギャルド・フォークとも呼べる牧歌的な雰囲気もありながら、サイケデリックでスピリチュアルにも似た恍惚感に気が遠くなりそうな気持ちよさもあったり。
クラシック音楽の要素を感じさせたかと思うと、電子音のノイズが広がったり。

ノスタルジックなサウンドから最先端まで、あらゆる要素がミックス、いやコラージュされたような音楽だ。
ロックやポップスのビートなジャズは、いまやよく耳にするけど、その中でもかなり異質な世界を構築している。

やはり、e.s.t. のスヴェンソンとオストロムは幼なじみということもあり、音楽的に近いものがあったけど、そこに異質なアイデアを注入してたのはベルグルンドだったんだなということが、よくわかる。

日常的にどういったシーンで聴きたいかは思い浮かばないけど、ライブ体験としてはじつにおもしろいバンドだと思う。

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