イスラエルから新世代ピアニスト、ヤニフ・タウベンハウス。
Yaniv Taubenhaus, a new generation pianist from Israel.
Yaniv Taubenhouse Trio / Here from There / 2014
Piano – Yaniv Taubenhouse
Bass – Garrett Jones
Drums – Darren Novotny
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Degree of
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆☆
Sentimental / センチメンタル度 ☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆
Relaxing / まったり度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆
先週もイスラエル勢から2枚紹介したけど、
きょうはイスラエル出身のピアニスト、ヤニフ・タウベンハウスのファースト・アルバム。
ヤニフ・タウベンハウスは、1987年生まれ。
2010年にアーカンソー州に移り住み、アーカンソー大学で学んで以来ジャズを追求。
2013年在学中に、このアルバムを制作した。
ドラムのダレン・ノヴォトニーとベースのギャレット・ジョーンズは、いずれもアーカンソーのミュージシャン。
11曲中2曲を除いてオリジナル作品。
2曲のスタンダードにも彼のピアノ・スタイルのオリジナリティを強く感じるけど、
ほとんどオリジナルである全編通じ、飽きさせない。
卓越した音選びとフレージング。
流麗さと奔放さとグルーヴが一体になった心地よさ。
ある種の老練さみたいな落ち着きと、安定感さえ感じられる。
ヨーロピアンなエレガントを纏いながらも何か違う。
もちろん、アメリカンでもない。
かといって、イスラエル民族調でもない。
現代ジャズピアノを研究し尽くしたような洗練。
新たな世代のピアニスト、もはや出身地など関係ないのかもしれない。