ファンキー・ジャズ・ギタリストが、コロナ禍でしるしたビバップ・セッション!
Funky Jazz Guitarist’s Bebop Session at the Corona Disaster!
Oz Noy / Riverside / 2022
Guitar – Oz Noy
Bass – Ugonna Okegwo
Drums – Ray Marchica
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆☆
Degree of
Modern Contemporary / 本流回帰度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Nostalgic / ノスタルジック度 ☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
きのう紹介のパスクァーレ・グラッソがビバップをやるなら、
なんの違和感もないんだけど、このヒトがやるとなるとめちゃ驚き。
そういえば、リーダー作品を取り上げたことなかったな、
ブルースやをファンクをベースにロック色の強い革新的サウンドを発信する鬼才ギタリスト、オズ・ノイ。
イスラエル出身でありながら、なぜかブルースという変わりもの。
10歳からクラシック・ギターのレッスンを始め、13歳でプロ活動、
15歳でイスラエルの主要アーティストとレコーディングするという天才。
1999年にNYに渡って以来活躍する新時代のギタリストだ。
本アルバムのメンバーは、ベースのウゴナ・オケグォとドラムのレイ・マルチカ。
コロナ禍、ロックダウンが解除されたNYアッパーウエストサイド、
風光明媚なリバーサイド・パークにて行ったセッションをベースにこのアルバムはできている。
セッションを重ねながらアレンジを深めていったという。
これが、またいいんですわ。
オズ・ノイってこんなギター弾くんだ、という新鮮な驚きと、
やはり、オズ・ノイだもん、ただただマトモにはやらないだろうなというニヤニヤがいったり来たり。
もちろん、軽いセッションな中味ではなく、
アレンジも凝っていて斬新なアイデアに溢れてる。
コロナ禍を抜け、ハドソン川を見下ろす公園。
オズ・ノイが原点を見つめると共に、
再び演奏できる喜びに満ちあふれた音楽、素敵。