Pianist and Keyboard player's albums

Edward Simon / Simplicitas / 2005年
エドワード・サイモン / シンプリシタス / No.4164

全編とおしてチック・コリアの影響を感じられるエドワード・サイモンの良盤。
This is a good disc by Edward Simon, whose influence of Chick Corea can be felt throughout the entire album.

Edward Simon / Simplicitas / 2005

Piano – Edward Simon
Bass – Avishai Cohen
Drums, Steel Drums – Adam Cruz
Guitar – Adam Rogers (Tracks: 7, 11)
Percussion – Pernell Saturnino (Tracks: 1, 6, 8)
Vocals – Luciana Souza (Tracks: 7)
Written-By – E. Simon (Tracks: 1, 2, 5 to 8, 11), H. Warren (Tracks: 4, 9), L. Souza (Tracks: 3)
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Degree of
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆
Latin Flavor / ラテン度 ☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆☆
Relaxing / まったり度 ☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆

きのう紹介のチック・コリア “ The Chick Corea New Trio ” でも活躍してたベーシスト、アヴィシャイ・コーエン。
そして、同じくチック・コリアのアルバム “ Origin ” でコーエンとともに参加してたアダム・クルーズ。その2人が、このアルバムには参加している。
ベネズエラ出身のピアニスト、エドワード・サイモン、2005年のアルバムだ。

ベネズエラ出身、そしてメンバーにパーカッショニストがいることもあり、バリバリのラテン・ピアニストと思いきや、意外とそうでもなかった。

むしろ4ビートの曲の方が好印象というか心地よい。
もちろん、ラテン・フレーバーな曲もあるけど、
根っからのというより、むしろチック・コリアの影響といった方が妥当かもしれない。

サイモンの持ち味は、むしろ抒情的でメロディックなセンス。
激しく燃え上がるより、ゆらゆらと静かにゆらめく炎かもしれない。

全編とおしてチック・コリア・チルドレンな印象がある。
そこに、ビル・エヴァンス的印象がプラスされた感じ。

相変わらず強靱なベースラインが存在感十分なアヴィシャイ・コーエンだけれど、もちろん自身のアルバムではないのでカラーが出すぎることもなく、いい感じだ。

ギターのアダム・ロジャースと、ヴォーカルのルシアーナ・ソーザが加わる曲も1曲。
少し不穏で幻想的、コーエンのベースが2人によく絡んでカッコいい。

派手さはないけど聴きどころ多く、なかなかのスルメ盤。







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