アラスカの大自然に思いを馳せるドイツ人マルクス・バーガーのピアノ・トリオ。
German Markus Burger’s piano trio recalls the wilderness of Alaska.
Accidental Tourists / The Alaska Sessions / 2019
Piano – Markus Burger
Drums – Peter Erskine
Bass – Bob Magnusson
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Degree of
Dramatic / ドラマチック度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Sentimental / センチメンタル度 ☆☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆☆
Relaxing / まったり度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
先日、ジョー・ザヴィヌルの記事を書いて以来、ウェザー・リポートその周辺をよく聴いていた。当然、ピーター・アースキンが登場する。
ピーター・アースキンといえば、ウェザー・リポート、ワード・オブ・マウス、そしてステップス・アヘッド、ボブ・ミンツァー・オーケストラ、マイク・スターン、そのほかスティーリー・ダンやケイト・ブッシュ、小曽根真などなどで有名、あとECMのは聴いてないや。
でも、最近ちょっと毛色の変わったところに参加してたな〜と思い出したのがこれ。
アクシデンタル・ツーリスツは、ドイツのピアニスト、マルクス・バーガーのユニット。
バーガーが、アメリカの2人、ピーター・アースキンとベースのボブ・マグナソンを招聘してのレコーディングということだと思うけど、なぜアラスカなのかは不明。
有名なレコーディング・スタジオでもあるのだろうか?
(アラスカの大自然が好きなバーガーが、2年にわたって訪れたコディアック島で書き上げたものらしい。レコーディングは、ロサンゼルスだった)
一聴して分かるけど親しみやすいメロディ、抒情的な楽曲。
まさに、アラスカの大自然の中で書き上げた楽曲と聴いて、なるほどとうなずける。
ヨーロッパ的と言えばそれまでだけど、けれど決して甘くない。チャラくない。
重厚感と思索的なメロディに好感が持てる。
また、アースキンとマグナソンの二人が脇を締めて楽曲に深みと拡がりをあたえている。
ジャケットのデザインどおり、
重厚さと、クールさと、透明感を備えた美しいピアノユニット。
なんか疲れたときとか、ときどき聴きかえす素敵なアルバム。
ん〜コディアック島、いってみたい。