パット・マルティーノ完全復帰!ブルーノート移籍第1弾は7人のギタリストとの豪華共演アルバム。
Pat Martino is back in full force! The first album to be transferred to Blue Note is a gorgeous collaboration album with seven guitarists.
Pat Martino / All Sides Now / 1997
Guitar – Pat Martino
Gest Guitar – Charlie Hunter(Tracks :1), Tuck Andress(Tracks :2), Kevin Eubanks(Tracks :3), Les Paul(Tracks :4), Joe Satriani(Tracks :5), Mike Stern(Tracks :7, 9), Michael Hedges(Tracks :8), Joe Satriani(Tracks :10)
Vocals – Cassandra Wilson(Tracks :6)
Rhythm Guitar – Lou Pollo
Bass – Paul Nowinski, Scott Colley(Tracks :7, 9)
Drums – Scott Amendola, Ben Perowsky(Tracks :7, 9), Jeff Hirshfield(Tracks :10)
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆☆
Ambient / アンビエント度 ☆☆☆
Relaxing / まったり度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
≪ レジェンダリー・シリーズ ≫ パット・マルティーノの巻、No.006は、1997年のこれ 。
前回紹介の “ Exit ”が76年だから20年あまり飛んだことになる。
再三書いたようにマルティーノは76年以降、闘病生活で活動を休止。
1987年の “The Return” で復活し、このアルバムまでの10年間で4枚のアルバムをリリースしている(残念ながらサブスクに音源は無し)。
そして調子を上げて名門ブルーノート・レーベルに移籍しての第1弾が、これなのだ。
ジャケット・デザインも突然カッコよくなった。
このアルバムは、豪華ゲスト・ギタリストとの共演アルバムとなっている。
チャーリー・ハンター、
タック&パティで有名なタック・アンドレス、
ケヴィン・ユーバンクス、
なんとレス・ポール、
ジョー・サトリアーニ、
マイク・スターンは2曲
そして、マイケル・ヘッジスという顔ぶれ。
ギターじゃないけどヴォーカルでカサンドラ・ウィルソンも1曲参加している。
それゆえ7人のギタリストとマルティーノのギターの対比が楽しめる内容。
しかも、曲想がそれぞれ大きく異なっているので、
マルティーノのアルバムでは、お目にかからないプレイが飛び出してて、おもしろい。
オイラが好きなマイク・スターンとの曲はもちろん、
サトリアーニの1曲には驚かされるし、
タックとの曲は萌えるし、
ユーバンクスとの曲にもグッとくる内容。
なんといってもマルティーノ完全復活な内容がうれしい。
ギター好きには、堪らない1枚。