ラフでファニー、シンプルで力強いグルーヴのセッション・ライブ!
Rough and Funny, simple and powerful groove session live!
Zhenya Strigalev / Blues for Maggie / 2018
Alto Saxophone, Soprano Saxophone, Electronics, Electronic Wind Instrument – Zhenya Strigalev
Bass Guitar, Keyboards – Linley Marthe
Drums – Eric Harland
Guitar – Federico Dannemann
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆☆
Abstract / アブストラクト度 ☆☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
きょうは、きのうに引き続いてロシア出身、ロンドンで活躍するサックス奏者ジェニア・ストリガレフの2018年のアルバム。
メンバーは、ドラムが前回とかわらずエリック・ハーランド。
ベースがリンレイ・マルトで、ギターのフェデリコ・ダンネマンに代わっている。
リード楽器というか管がストリガレフ一人で、よりシンプルな構成となっている。
このヒトの作る楽曲の音楽性は、この作品でも一貫している。
いや、一貫していないのだけど創りだす空気が同じというか。
ラフでファニー、シンプルで力強い。
途中で拍手が入ってライブ盤であることに気づくけど、
まさに、ジャムバンド的な要素が大きい。
相変わらずエリック・ハーランドのドラミングが凄まじく、
中には1曲まるごとドラム・ソロなのか、と思えるような曲もあり萌える。
ギターのダンネマンも多彩な音で盛り上げ、
各人の力量が如実に伝わってくるライブで楽しい。
ストリガレフの音楽は、どこまでいってもシリアスにはならないし、
何だろう友達のギター弾きにいませんか、
放っとくと一日中でも弾いてるギターバカ?
そんな愛すべきミュージシャンな気がする。