ステファンズの大らかでウォームなサウンド絶妙に混ざり合うパークスのピアノが魅力!
Parks’ piano, which mixes exquisitely with Stephens’ generous, warm sound, is a charm!
Dayna Stephens / Today Is Tomorrow / 2012
Tenor Saxophone – Dayna Stephens, Raffi Garabedian (tracks: 3)
Trumpet, Flugelhorn – Michael Rodriguez (tracks: 2, 6)
Bass – Kiyoshi Kitagawa
Drums – Donald Edwards
Guitar – Julian Lage (tracks: 4, 6, 7)
Piano – Aaron Parks
ベーシストの北川潔つながりで、もう1枚。
デイブ・ホランド、ハービー・ハンコック、ウエイン・ショーターなどとの共演歴で名をあげたサックス奏者デイナ・ステファンズの3枚目のアルバム。
メンバーが凄い。
ステファンズは、テナー・サックス。
トランペットに、マイケル・ロドリゲス。
助っ人テナーで、1曲だけラフィ・ガラベディアン。
ベースが、北川潔で、
ドラムが、ドナルド・エドワーズ。
そして、アーロン・パークスのピアノに、
3曲は、ギターのジュリアン・ラージが加わっている、ワオッ。
見てくれは、ブリブリ吹きまくりそうなのに、意外とメロウでクールなステファンズ。
全体を通してミドルからスローな曲が中心で、
迫力や技巧で攻めるというよりハーモニーを重視した展開。
ステファンズの出す暖かな音色が心地よい。
そして、このアルバムでなんといっても存在感を放っているのが、
アーロン・パークスのピアノだ。
彼の紡ぐ音が楽曲全体を、コンテンポラリーで異次元なところへ連れて行く。
ジュリアン・ラージもしかりで、
2人の非凡さとステファンズの楽曲がどう絡むかがこのアルバムのポイントでもある。
北川潔のベース・ソロも十分な存在感。
派手さはないけど、心地よくで何度も味わえるスルメ的名盤。