ラテンの申し子達が、トリオで魅せるコンテンポラリー!
The trio, the children of Latin, present a captivating contemporary performance!
Arturo O’Farrill / Live in Brooklyne / 2005
アルトゥーロ・オファリル/ライブ・イン・ブルックリン
Piano, Producer – Arturo O’Farrill
Bass – Andy Gonzalez
Drums – Dafnis Prieto
本日の ≪ 現代ジャズドラマー列伝 ≫ は、再びダフニス・プリエトに戻ります。
このアルバムは、
キューバの偉大な音楽家チコ・オファリルを父に持つピアニスト、アルトゥーロ・オファリルと、
ベースが、ブロンクス生まれのプエルトリカン、アンディ・ゴンザレス、
そして、ドラムがダフニス・プリエトというトリオ・スタイル。
ゴンザレスの曲に加えて、カーラ・ブレイ2曲、ホレス・シルバー、ウェイン・ショーター、エリントン、モンクと全7曲。
ラテン色強い曲もあるけど、フリーな曲、モダンなスウィング、そして美しいバラードとなかなか幅広い曲想で楽しませてくれる。
ま、この3人ならば、どこでどうやったってラテンの香り(熱く、切なくな)は、いたるところでプンプンだけど、「ザ・ラテン」なサウンドではないので、一本調子ではなくおもしろい。
そこらへんが、タイトルにブルックリンを入れた所以かも知れない。
ラテンの申し子達が織りなすコンテンポラリー。
3人の個性と見せ場がたっぷりと堪能できるトリオでのライブ演奏!
Dafnis Prieto / ダフニス・プリエト
– 1974年、キューバ、サンタクララで生まれ –
幼少時からパーカッションとギターを学び、10代後半でハバナの国立音楽学校でクラシック音楽とアフロキューバン音楽を学ぶ。2000年にアメリカに移住し、数々の有名アーティストと共演しグラミー賞を含む数々の賞を受賞。
教育者としても熱心で、2005年から2014年までニューヨーク大学のジャズスタディーズの教員を務め、2015年にはマイアミ大学のフロスト音楽学校の教員になった。いまだ謎多きラテン・リズムの構造&可能性に迫った研究書も執筆。
キューバ音楽の影響とスイング感覚を基盤として、複雑なリズムパターンやポリリズムを駆使し、様々な音楽ジャンルとスタイルを融合させた独創的なドラミングに定評がある。またその活動範囲はドラム演奏に限らず、ダンス、映画、室内楽のための音楽も作曲も手がける才人。