Vibraphon player's albums

Marcin Pater Trio / Nothing But Trouble / 2019
マルチン・ペイター・トリオ / ナッシング・バット・トラブル

ポーランド・ジャズのライジング・スター、マルチン・ペイター率いるヴィブラフォン・トリオ!
Vibraphone trio led by Marcin Pater, a rising star of Polish jazz!

Marcin Pater Trio / Nothing But Trouble / 2019年
マルチン・ペイター・トリオ / ナッシング・バット・トラブル

Vibraphone – Marcin Pater
Bass – Mateusz Szewczyk
Drums – Adam Wajdzik
Guitar – Jakub Mizeracki

さて今週は、先週木曜に紹介した若きポーランドのヴィブラフォン・ユニット、
マルチン・ペイター・トリオのアルバムで、スタート。

1週間の幕開けにふさわしいフレッシュなサウンド。
このトリオは、2018年にポーランドで行われたジャズジュニアコンテストのグランプリを受賞した。

また、ルーマニアのシビウ・ジャズ・コンテストで最優秀賞と最優秀作曲賞を受賞し、コウォブリツェグで開催されたRCK PROジャズ・フェスティバルで優勝、ポーランドのゴルズフ・ヴィエルコポルスキのジャズ・コンテストでも受賞、さらに、ベルギーのB-Jazz国際コンテストのファイナリストという破竹の勢いのライジング・スター。

そんな結果、2019年にリリースされたのが、このファースト・アルバム。

美しくメロディックなテーマにコンテンポラリーなテイストと、
ロックテイストあふれるスピード感、時にバロックなどクラシカルな匂いも散りばめるヨーロッパならではなテイストが強い。
若さあふれる躍動感と卓越したテクニックが新たな風を感じさせる演奏だ。

先週紹介の “Between” にも参加してたギタリストのヤコブ・ミゼラッツキがゲストとして3曲参加している。

“Between” では、ギター、ピアノとの共演が素晴らしかったけど、
このアルバムでは、トリオの素が味わえる。
影になってイマイチ味わえなかったドラム、ベースとの絡みが十二分に味わえて楽しい。
トリオとして力量、可能性、勢いとアグレッシブさが伝わってくる。

ヴィブラフォン好きの身としては、
ますます、トリオとしての魅力を探求して欲しいと感じさせるアルバムだ。

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