爆音で楽しみたい新生トリオ・グランデ!
The new Trio Grande to be enjoyed with a bombastic sound!
Trio Grande / Urban Myth / 2023年
トリオ・グランデ / アーバン・ミス
Saxophone, Wurlitzer, Synthesizer – Will Vinson
Guitars – Gilad Hekselman
Drums, bass – Nate Wood
きょうは、UK出身のサックス奏者ウィル・ヴィンソンのサックスとドラムとギターの変則トリオ「トリオ・グランデ」、2023年のリリース作品。
ただし、前作、前前作とはドラマーがアントニオ・サンチェスからネイト・ウッドにかわった。
これまでは、ベースレスということで、ギターのギラッド・ヘクセルマンがベース的な役割も担っていたが、今回は芸達者なマルチプレーヤー ネイト・ウッドがベースそしてシンセ音をを重ねてる(多分)。
多分と書いたのは、ネイト・ウッドはこんな芸当もやれる人なので↓。
しかも、ネイト・ウッドがドラム&ベースで作り出すビートは、イカしてる。
ともあれ、これで晴れてヘクセルマンのギターが自由になった。
ヘクセルマンとヴィンソンが伸びやかに泳ぎ回る。
4ビートはなく、ほぼオルタナティブなジャズなんだけど、どれもこれもかっこいい。
ロイ・ハーグロの名曲もトリッキーなアレンジが施されてて驚くし、
効果的に美しいバラードも挿入され全編がアッちゅう間でしびれまくる。
強化されたボトムを強烈に体感できるような爆音で楽しみたい1枚。
しかし、どこまでヴィンソンはトリオにこだわるつもりなのだろう、ちょっと謎。