各自の見せ場を十二分に堪能しつつも軽快に楽しめる1枚!
This is a piece that can be enjoyed in a lighthearted manner while fully appreciating each member’s Strengths!
Will Vinson / Tripwire / 2022年
ウィル・ヴィンソン / トリップワイヤ
Alto Saxophone, Electric Piano (Tracks: 4), Produced By – Will Vinson
Bass – Matt Penman
Drums – Eric Harland
Tenor Saxophone – Melissa Aldana (Tracks: 3, 6)
きのうに引き続いてサックス奏者ウィル・ヴィンソンのアルバムをご紹介。
こちらは、2022年リリースで、これまたトリオでの演奏。
メンツがガチで、
ベースのマット・ペンマンと
ドラムが、エリック・ハーランド、
つまり、本日は現代ジャズドラマー列伝 ≪ エリック・ハーランド ≫ の第12弾でもある。
そうそう、1曲だけテナーサックスでメリッサ・アルダナが参加しているのも要注目。
1曲めのタイトル曲からハーランドの技術が際立つ変拍子で上がる。
ヴィンソンのサックスはもちろん軽快で、続いてペンマンのソロ、ハーランドのソロと続いてご機嫌だ。
その後は、ブルースでいい調子にリラックス。
3曲目、メリッサ・アルダナとヴィンソンの掛け合いが堪んない。
4曲目では、ヴィンソンがピアノを重ねててアンビエントな異空間に。
5曲目のバラードで、まったり。
そして、ラストでまたアルダナが加わってスリリングな展開に。
ちょっと短いけど42分弱(これくらいが、ちょっどいいかも)、
各自の見せ場を十二分に堪能しつつも軽快に楽しめる1枚。
申し分ない内容にニヤニヤしっぱなしだ。