Saxophon player's albums

Jazz Drummers of Today
現代ジャズドラマー列伝

Greg Hutchinson / グレッグ・ハッチンソン/ No,012

30年分の進化が詰まったゴージャスかつスリリングなマイルス・トリビュート!
A gorgeous and thrilling Miles tribute filled with 30 years of evolution!

Theo Croker Quartet – Jazz At Berlin Philharmonic XII / Sketches Of Miles / 2022年
セオ・クロッカー・カルテット – ジャズ・アット・ベルリンフィルハーモニック・12 / スケッチ・オブ・マイルス

Trumpet, Leader – Theo Croker
Bass – Joshua Ginsburg
Drums – Gregory Hutchinson
Piano – Danny Grissett
Berlin Philharmonic
Conductor – Magnus Lindgren (Tracks: 5 to 8)
Tenor Saxophone – Magnus Lindgren (Tracks: 8)

本日は、昨日紹介ジョーイ・アレキサンダー 「コンティニュアス」で活躍してたトランペッターのセオ・クロッカーの1枚。

2021年にマイルス・デイヴィス没後30年を記念し、ベルリンで行われたコンサートの模様をとらえたライブアルバム。タイトルどおりNY勢とベルリン・フィルとの共演という贅沢な内容だ。
それにしても、マイルス・デイヴィス没後すでに30年以上が過ぎたのね、
オイラも歳をとるはずだ。

マイルスやるのにセオ・クロッカーに声をかけるとは、これ以上ない人選に拍手だ。
そして、ベースにジョシュア・ギンズバーグ。
ドラムは、グレゴリー・ハッチンソン。
ピアノは、ダニー・グリセット。
そして1曲、ベルリン側からマグナス・リンドグレンがソリストとしてテナー・サックスで参加している。

前半4曲が、セオ・クローカー・カルテットの演奏。
後半4曲は、それにベルリン・フィルのホーンセクションが加わって、マイルス&ギル・エヴァンスを再現した楽曲となっている。

なかなか濃厚な内容。
演奏は現代的なアレンジというか、あの手この手、30年分の進化と革新が施されスリリングなことこの上なく、ニヤニヤが止まらない。
もちろんベルリン・フィルのアンサンブルは、ゴージャスだ。

くさ葉の影で、帝王もほくそ笑んでるかもしれない2枚組。聴き応えは十分。

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