Brad Mehldau / Largo / 2002年
ブラッド・メルドー / ラーゴ / No,2236
月曜日のブラッド・メルドー、本日は2002年の “ Largo ” 。
さしずめ、 “ メルドー第2章の始まり ” といったところだろうか。
悩めるメルドーが、手を組んだプロデューサーはジョン・ブライオン。ポピュラー畑のヒトだ。
“ Largo ” は、ロサンゼルスのナイトクラブ “ Cafe Largo ” 。そこで毎週金曜日にライブをやっていたブライオンに魅せられファンとなったのがメルドーだった。
ブライオンは「スケールとコード・チェンジだけで音楽をやっているようなジャズ・ミュージシャンが大嫌い」。メルドーこそが「待ち望んんでいた男」だったと語った。
らしい。
ジョン・ブライオンの手腕は、ドラムやベースをいたってシンプルに現代的なビートに置き換えてみせた。
逆説的にメルドーのピアノの魅力が浮かび上がるような作品になったのが、このアルバム。
ジャズに遠い若者にも支持を受け、世界的なヒットとなった本作。
紛れもない傑作だ。
(そうそう、このアルバムも2度目の登場 でした)
Degree of
Advance / アドバンス度 ☆☆
Conceptual / コンセプチュアル度 ☆☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Popular / ポップ度 ☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
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Piano, Vibraphone – Brad Mehldau
Percussion [Piano Prepared], Producer, Mixed By – Jon Brion
Bass – Larry Grenadier, Darek “Oles” Oleszkiewicz, Justin Meldal-Johnsen
Drums – Jorge Rossy, Jim Keltner, Matt Chamberlain, Victor Indrizzo
BRAD MEHLDAU When It Rains