Misturada Orquestra / Misturada Orquestra / 2011年
ミストゥラーダ・オルケストラ / ミストゥラーダ・オルケストラ / No,2112
さて、きょうもブラジル関連で攻める。
ミストゥラーダ・オルケストラは、ハファエル・マルチニらミナス・ジェライスの新進ミュージシャンたちで2005年に結成されたオルケストラ、総勢19名。
もちろん、アントニオ・ローレイロも参加している。
ミストゥラーダ・オルケストラはミナスをの活動する大所帯楽団。音楽理論を専攻する教授でありミュージシャンであるマウロ・ホドリゲスがまとめ役を務め、ミナスの才能あふれるアーティストを登用。作曲/オーケストラ・アレンジ/即興/パフォーマンスといった要素を学びつつインストゥルメンタルの可能性を追求し、実際に演奏という形で実践していく、どこか研究所のような側面も持ったユニークな楽団だ。
管楽器のアンサンブルに女性ヴォイス、スキャットが特徴的というかお約束。
モダンなクールさとブラジルならではのメロディ指向、
高度なアンサンブルとオーガニックな音色、
鋭利なリズムにメランコリックな風味、
いろんな要素がない混ぜになったオルケストラ。
アルバムタイトルでもあるAirto Moreira の ” Misturada ” やチャーリー・パーカーの ” Dona Lee ” もカヴァー、独自の解釈と緻密なアンサンブルが聴きどころ。
このあと、参加したミュージシャンたちが各々ソロでアルバムをリリースしてゆく大いなるきっかけとなった新たなミナスサウンドの記念碑的アルバムだ。
Flute – Marcela Nunes, Mauro Rodrigues
Piano – Rafael Martini, Benjamim Taubkin
Bass – Trigo Santana
Bass – Pedro Maglioni
Alto Saxophone – Jonas Vitor
Clarinet – Alexandre Silva
Drums – Antonio Loureiro
Drums, Percussion – Yuri Vellasco
Guitar – João Antunes
Oboe – Vitor de Mello Lopes
Piano, Guitar – Rafael Macedo
Trombone – Gilberto Júnior
Vibraphone, Percussion – Mateus Oliveira
Vocals – Leonora Weissmann, Leopoldina, Raquel Liboredo
Cravo e Canela (Misturada Orquestra)