Helen Sung / Anthem for a New Day / 2014年
ヘレン・スン / アンセム・フォ・ア・ニュー・デイ/ No,2042
ヘレン・スンをもう一枚。
この人の良さって何だろう、センス、バランス感覚。
そんなところかな、ありふれた言葉でスマン。
まず、アルバムの中でのバランス、選曲のセンス。
そして1曲の中でのアレンジのセンス、バランス。
どのアルバムでも、あまりハズレがない小気味よさ。
押しすぎない引きすぎない、コンテンポラリーによったかと思えば、オーセンティックに引いてみたり。曲の濃淡、リズム、印象、色んな要素を取り混ぜては、気持ちのいいバランスに配してゆく。このアルバムも、まさにそうで聴くものを退屈させないし、過度な緊張も強いない。じつにいい。
今回2曲めでチック・コリアの曲も取り上げてるけど、雰囲気は抜群。そしてこれまでになくエレピも聴かせてくれてて、これがまたいい。
このアルバムでは、とくにクラリネット、バスクラを非常にうまく使ってて、そこらへんでもセンスの高さが光ってる。いや〜いいアルバム。
Piano, Arranged By, Producer, – Helen Sung
Bass – Reuben Rogers
Drums – Obed Calvaire
Soprano, Tenor Saxophone – Seamus Blake
Trumpet – Ingrid Jensen
Percussion – Samuel Torres
BassClarinet – John Ellis
Violin – Regina Carter
Clarinet – Paquito D’Rivera
Helen Sung – Armando’s Rhumba
Helen Sung – Anthem For A New Day