Linda Oh / Initial Here / 2012年
リンダ・オー / イニシャル・ヒア / No,2022
リンダ・オーもう一発。
これね、いいアルバムだよ、麻薬的。
ここ一週間で、10回は聴いてるかも。
このアルバムのメンツは、まずサックスがデイナ・ステファンズ。
ピアノ、ファビアン・アルマザン。
ドラムが、ルディ・ロイストンという布陣。
自作が8曲と、バースタイン、ストラヴィンスキーをあわせた曲とエリントンで全10曲。
リンダ・オーのベース・ラインは力強くて明瞭で、とても気持ちのいいグルーヴ。
加えてソロもバリバリに弾きまくるし、エレキベースのプレイがまた、ため息ものだ。そりゃメセニーも自分のバンドに引っ張るさ。
でも、眼を見張るのはベース・プレイだけではなく、作編曲能力がまた負けず劣らず素晴らしいときた。
どの曲も、各自の音が緻密に補完し合うようにうまくできていてアンサンブル、重層的な作りが見事だ。
特に、後半のファビアン・アルマザンとベースの絡みは美しく(だって夫婦だもん、でもこの時点で結婚はしてないと思う)、デュオ作品も聴いてみたい気がする。
ハデさはないけど、聴くごとに楽しい良盤。うれしさがこみ上げる。
彼女が参加してるパット・メセニーの新譜もじつに楽しみだ。
Acoustic Bass, Electric Bass, Bassoon – Linda Oh
Drums – Rudy Royston
Piano, Electric Piano, Melodica – Fabian Almazan
Strings – Christian Howes (tracks: 6)
Tenor Saxophone – Dayna Stephens
Vocals – Jen Shyu (tracks: 5)
Written-By – Linda Oh (tracks: 1, 3 to 8, 10)
Linda Oh “Ultimate Persona” Live on Soundcheck