Joshua Redman & Brooklyn Rider / Sun On Sand / 2019年
ジョシュア・レッドマン&ブルックリン・ライダー / サン・オン・サンド / No,1361
クリスマス終わって、いっきに年の瀬感増し増し。
年末のまとめ的なものを、といってもオイラがベスト10とか言ってもね説得力がない。
MUSIC MAGAZINE誌の柳樂光隆氏、原雅明氏、村井康司氏によるジャズ部門のベスト10を眺めていると、このアルバムが第5位に載っていた。その他は、だいたい納得だし聴いている。
知らなかった、このアルバムの存在を。
まあ、それだけジョシュア・レッドマンに興味がないということかな。
ジョシュアだけではなく、なんかサックス奏者のリーダーアルバムに最近はなかなか食指が動かない。
オイラは、ほんとにジャズが好きなのか !? 不安になる。
さておき、
このアルバムいいよ!びっくりするよ。
聴いた途端に、寝ぼけた脳みそが覚醒する。
オイラにとってのクリスマス・プレゼントとは、これだったのか、カミ様!
まずブルックリン・ライダーとは、クラシックを基礎にジャンルを超えた活動を続ける革新的ストリング・カルテット。
そして、パトリック・ジマーリは、ニューヨークのジャズ・現代音楽の作曲家にしてサックス・プレイヤー。
ジマーリ作の光の表現を描いた組曲に、ジョシュアがブルックリン・ライダーとベースのスコット・コーリー、そして日本人パーカッショニスト武石聡とともに挑んだというのが本作だ。
ジャズと現代音楽のハイブリッドといえる作品、これがめちゃ愉しい。
もうね、異国からの色鮮やかな絵巻物を次々と紐解いてゆくかのような楽しさと高揚感。全編を貫くパーカッシブな躍動感。
新世代のチェンバーミュージック(室内楽)。
いや、新たなジャズの可能性は弦楽器にあり。
素晴らしい!
武石聡もどえらい仕事してる!
やっぱりオイラ、ふつうのジャズじゃダメなのかも。
Brooklyn Rider
Violin – Colin Jacobsen
Violin – Johnny Gandelsman
Viola – Nicholas Cords
Cello – Eric Jacobsen
TenorSaxophone – Joshua Redman
Bass – Scott Colley
Drums – Satoshi Takeishi
Piano – Alexis Bosch (tracks: 1-6, 1-8),Michele Rosewoman (tracks: 1-7)
Arranger, Composer, Producer – Patrick Zimmerli
Flash (with Scott Colley & Satoshi Takeishi)
Dark White (with Scott Colley & Satoshi Takeishi)
Joshua Redman & Brooklyn Rider – Patrick Zimmerli’s “Between Dog and Wolf” (Official Audio)