Stefon Harris & Blackout / Sonic Creed / 2018年
ステフォン・ハリス & ブラックアウト / ソニック・クリード / No.1091
ステフォン・ハリスもう一発、最新作。
いいですよ、このアルバム。
ただし、ステフォン・ハリスのアルバムは、
いつもジャケットと内容にギャップを感じる。
(モノクロに+だけ赤文字てのは、カッコいい)
ジャケット&タイトルの感じからは、
バリバリのコンテンポタリー、
あるいは、フューチャリスティックなイマ・ジャズを想像するけど、
とても心地よいサウンド。
いや、本人の意気込みはフューチャリスティックなのかもしれない。
じっさい、ケイシー・ベンジャミンのサックスにも
けっこうエフェクトかかってるし、
ヴォコーダーやサンプリング音、
電子音的な処理も大胆になされてる。
それでもグラスパーのエクスペリメントとかとは、
ずいぶん雰囲気が違うのは、
ヴィブラフォンという楽器の特性というより、
彼のラテン&切なメロ的指向がそうさせるのかもしれない。
それにR&Bとの融合と本人も言ってるけど、
ボーカル曲聴くと、もちろんソウル・チューンなんだけど、
なにかクラシカルな要素も大きく感じられる。
そういう意味では、
昨日紹介の2004年 “ Evolution ” と基本部分は変わっていない。
曲それぞれに、新たなアイデアや趣向、
多彩なストリングス・アレンジなどが試されてるんだけど、
全体としては、リラックスして聴けてたのしいし、カラダが揺れる。
キューバン風味にバスクラの音がとてもマッチしてるし、
ヴォコーダーとコーラスの絡みなどとてもゴージャスで
ラグジュアリーなクラブ・サウンド的でもある。
選曲もおもしろく、聴くほどに発見のあるアルバムなり。
Vibraphone, Marimba, Producer, Arranged By – Stefon Harris
Saxophone,Vocoder – Casey Benjamin
Bass – Joshua Crumbly
Drums, Co-producer – Terreon Gully
Percussion – Pedrito Martinez
Piano – James Francies
Guitar – Mike Moreno (tracks: 1, 4, 5, 7, 8)
Keyboards – James Francies (tracks: 1, 3, 7)
Marimba – Joseph Doubleday (tracks: 9)
Flute – Elena Pinderhughes (tracks: 4, 8)
Bass Clarinet – Felix Peikli (tracks: 1, 2, 4, 5, 6, 8)
Cello – Daniel Frankhuizen (tracks: 8)
Clarinet – Felix Peikli
Violin – Regina Carter (tracks: 8)
Vocals – Jean Baylor (tracks: 3, 8)
Stefon Harris + Blackout – Sonic Creed Album Trailer
Stefon Harris – Cape Verdean Blues (Audio)
Stefon Harris – Chasin’ Kendall (Audio)
- アーティスト: Stefon Harris & Blackout
- 出版社/メーカー: Motema Music, LLC
- 発売日: 2018/09/28
- メディア: MP3 ダウンロード
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