Gideon Van Gelder / Perpetual / 2010年
ギデオン・ヴァン・ゲルダー /パーペチュアル / No,1012
正月からピアノが続きます。
重鎮のあとは若い人。
このアルバムは、オランダ出身でNY在住、
83年生まれのピアニスト、ギデオン・ヴァン・ゲルダーのデビュー作。
テナー、アルト2本のサックスに加え、
女性ヴォーカルというレギュラー・グループでの録音。
オランダ出身というところで、
なんとなくブルースフィーリングよりもEDMの影響や、
クラシックの影響を想像してしまうけど、
のっけから、
フローラ・プリムやミナス派
つまりブラジル影響を強く感じさせるサウンド。
けっしてジャズのマナーから外れることなく、
意外とオーセンティック。
でも、ボーカル(といっても、とても楽器的な使い方だけど)ひとつで、
とても、親しみやすい旋律に感じるものだ。
一曲目のつかみ以降は、
意外と内省的な静かな曲が多く、
いまの季節、正月明けで気分も天気もややどんよりな気分によくあう。
Alto Saxophone – Lars Dieterich (tracks: 3)
Bass – Rick Rosato