Philippe Barden Powell / Ludere / 2016年
フィリップ・バーデン・パウエル / ルデーリ / No.0080
ブラジルで思いだした。
偉大なギタリスト、バーデン・パウエル を父に持つピアニスト、
フィリップ・バーデン・パウエル。
フィリップ自身はパリ生まれで現在もパリを拠点にしながら世界中で活躍。
これは、そんな彼がサンパウロを代表するジャズ・ミュージシャンと結成したグループ「LUDERE」のファースト・アルバム。
サンパウロというところミソで、
前回紹介のアントニオ・ロウレイロ、ミナス派との違いなのかもしれない。
はっきりとした現代ジャズで、こちらの方がなじみやすいかも。
なかなかいいアルバムですよ、ジャケット以外は。
(あ、愛娘創作のフィリップの顔だったら、ごめんなさい)
けっこう、繰り返し聴いてる一枚。
フィリップは、とんでもないピアノソロを弾くわけではない。
なんの予備知識もなくこのアルバムを聴けば、
トランペッターのアルバムかな、と思うくらい。
それほどピアニストのアルバムであるにもかかわらずピアノ控えめだ。
でも、圧倒的に楽曲がかっこいい。
コンポーザー、アレンジャーとしての能力の高い人なんだな。
そういう意味では現代ジャズ・ミュージシャンの典型かもしれない。
そしてバンドは、小気味いい楽曲をさらっとキメてくれるグッドなカルテット。
ばりばり吹いてるトランペッター フビーニョ・アントゥネスについても調べてみた。
マリア・シュナイダーからエルメート・パスコアル、バンダ・マンチケイラまで国内外のビッグバンドで活動する傍ら、サンパウロ屈指のジャズ・グループであるポー・ヂ・カフェ、ルデーリという2つのグループに所属。ブラジルきってのトランペット奏者として八面六臂の活躍を続ける。
なるほど〜!繋がってゆくね、うれしい。
この人についてもちょっと追っかけてみよう。
Piano – Philippe Baden Powell
Trumpet,Flugelhorn – Rubinho Antunes
Bass – Bruno Barbosa
Drums – Daniel de Paula
Ludere | Garfield (Philippe Baden Powell) | Instrumental Sesc Brasil
- アーティスト: Baden / Rubinho Antunes, Philippe Powell
- 出版社/メーカー: Pocafe
- 発売日: 2016/05/20
- メディア: CD
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