Terrace Martin / Velvet Portraits / 2016年
テラス・マーティン / ヴェルヴェット・ポートレイト / No.0066
はい、ジョー・ヘンダーソンからR+R=NOW、
ロバート・グラスパー近辺へと帰ってきます。
テラス・マーティン。
R+R=NOWで主にサックス、ボコーダー、シンセなどを担当していた人。
しかし、それよりもケンドリック・ラマー「To Pimp a Butterfly」をプロデュースした人と言った方が世間的には “ おお〜っ ” かもしれない、グラミー獲ってるからね。
そうそう、スヌープドッグとかのプロデュースもやってる。
つまり、ジャズ畑出身マルチ・プレーヤーにしてマルチ・ジャンルな活躍の方。
このアルバム、ジャズと言うよりはソウルかな。
R&B、ゴスペル、ヒップホップ、フュージョン、そしてジャズという、
ブラック・ミュージックの全ての要素が入ったアルバム。
ファンクっぽい激しさはないけどプリンスぽい曲はあるな。
出だしからご機嫌だ。両肘が上がって腰が動く。
これって現代版クルセーダーズじゃん!て感じ。
後半にいくにしたがい少しずつ軽いノリがヘヴィめになってゆく。
ちょっと打ち解けてきたらシリアスな話もしちゃった、みたいな。
パーティ・アルバムとしてもいいかも。
オイラには、5曲目「Curly Martin」が特にツボ。
この細かく刻む高速(6連符?! 9連符?! よく分からん)ハイハットの曲って大好物。
尻上がりに盛りあがってスゴいことになっゆくのは、
あ!やはりグラスパー参加曲だった。
ベースが、あのサンダー・キャット ↓ で、
そしてその兄のロナルド・ブルーナー・ジュニアがドラムという布陣。
(ってCurly Martinってタイトルはテラス・マーティンのお父ちゃんの名前。この曲以外を叩いてるドラマーだよ。説明ややこしい)
このてのアルバムは、1曲ごとにメンバーが違ってビッグバンド以上の参加リストになるんで割愛して書いときます。
Sax,Vocoder,Keybords – Terrace Martin
Drums – Curly Martin
Drums – Ronald Bruner Jr.
Piano,Rose – Robert Glasper
Bass – Thundercat
Trumpet – Keyon Harrold
Trumpet – Josef Leimberg
Tenor Saxophone – Kamasi Washington
Guitar – Marlon Williams
Terrace Martin – Curly Martin (Feat. Robert Glasper, Thundercat and Ronald Bruner Jr.)