Miles Davis / Nefertiti / 1968年
マイルス・デイビス / ネフェルティティ
ジェリー・ゴンザレスの「Nefertiti」を聴いたところで、
本家のマイルス盤を聴いてみよう。
ちょっと驚く。
「Nefertiti」この曲マイルスは、ほとんどテーマしか吹いてない。
いや、マイルスだけじゃなく誰のソロもない。
でも退屈しない、美しい。
これ現代ジャズにとても近いものがある。
アコースティック・マイルスの最後を飾る名盤。
ある意味ジャズの到達点と言おうか、
ここですでにジャズから離れた言おうか。
それからヤバいぜ、トニー・ウィリアムス。
最初は淡々と叩いてるのに、後半やりたい放題。
ほんと、マイルスってトニーには甘いって感じ。
しいていえば管がテーマだけでトニーだけがソロと言ってもいいくらい、
(バッキングのハンコックも少し暴れてますね)
そんなところが、オイラ好みの現代ジャズっぽい。
それにしても、すばらしいアルバムだな〜流麗。
さすが、黄金のクインテット。
ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコック、
ロン・カーター、トニー・ウィリアムス。
そりゃ黄金つきますヮ。
鉄板中の鉄板、鬼に金棒、矢でも鉄砲でも持って来やがれ、です。
Trumpet – Miles Davis
Bass – Ron Carter
Drums – Tony Williams
Piano – Herbie Hancock
Tenor Saxophone – Wayne Shorter
Nefertiti 1967