フロネシスとは 古代ギリシア哲学、特にアリストテレスによる哲学的な概念であり「実践的な知」を示す / ヨーロッパ No,1 ピアノ・トリオ、フロネシス
もう1枚、フロネシスを紹介。これは2018年の最新作。
正直、フロネシスのアルバムはどれも素晴らしいけど、やはり最新作は最も洗練、進化したものだ。
1曲目から飛ばす跳ばす。
静かに幕を開けたと思うや恐ろしいほどの疾走感、ぶっちぎり。
3人の見せ場が交互に現れては怒濤のたたみ掛け、ソー・クール!
以前までは、スローな曲にいまひとつ魅力が足りなかったけど、3曲目のナンバーの美しさは白眉。続く4曲目も美しいハーモニーで魅了。たたみ掛けるだけではない大人の余裕も身につけた。
ラストナンバーでは、これまでにない電子音でのチャレンジも興味深い。
スローでも、アップテンポでもやはり3人のインタープレイから目が離せない。
ジャケットがまた秀逸。
ちょっとむかし写真界を席巻したアンドレアス・グルスキーを彷彿させるようなパノラミック感。彼らのスーパー・クールなサウンドによくあっている。
このアルバム、傑作!
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Dramatic / ドラマチック度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
Bass – Jasper Høiby
Drums – Anton Eger
Piano – Ivo Neame