UK勢にちょっとまった!アルメニアからの刺客ティグラン・ハマシアンが放つ弩弓の一発。
今週はUK勢を紹介してきたけど、アルメニア出身のティグラン・ハマシアンが8月の末、オイラの誕生日に驚くべき一発を放ってきた。
ピアノ美メロ+ドラムンベースという型は、今週紹介したフロネシスを始め今やひとつのスタイルとして定着した感がある。そのなかで、どう違いを出してゆくかがキモなワケだけど。まさか、そのなかにティグラン・ハマシアンが参戦してくるとは思わなかった。もともと変拍子にウルトラ強い人だったけど最近のティグランは、どちらかというと静かめで民謡チック強めだったからね。
過去に紹介のティグランはこちら。
このアルバム、1曲目でガツーンとやられるよ。
ただのピアノ美メロ+ドラムンベースではなく+アルメニア音階+ヘヴィメタ+口笛(?)。
えっ? それってどんな音楽て思うかもだけど、超カッコいい。
このアルバムには、アメリカのメタル・バンド、アニマルズ・アズ・リーダーズのギタリスト、トーシン・アバシも参加している。本気だ。
何というかな、この人のタイム感覚にやられる。
ここまでのかけ離れた要素を、こんなタイム感覚で、しかもこうまとめ上げるのか!
とにかく一聴あれ。
1曲目の凄さに覚醒!心臓がドキドキしてくるから就寝前に聴くことはオススメできない。ハッキリ言って2曲目以降は、1曲目のショックでボーっと時が流れてゆく。
ティグラン・ハマシアン、やはりただ者ではない。
一聴してこのアルバム、 “ 2020年の10枚入り ” 認定!
Degree of
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Dramatic / ドラマチック度 ☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆☆
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Piano, Keyboards, Vocals, Whistling, Synthesizer, Effects, Electronic Drums – Tigran Hamasyan
Backing Vocals – Beth Wood, Steve Wood
Bass – Evan Marien
Cello – Artyom Manukyan (tracks: 2)
Drums – Arthur Hnatek
Guitar – Tosin Abasi (tracks: 8)
Vocals – Areni Agbabian (tracks: 2), Varduhi Art School Children’s Choir (tracks: 7)