ジャズ・ハーモニカ奏者新世代!
ジャズ新興国イスラエルからヨタム・ベン=オール、堂々のデビュー・アルバム / 週末コンフォート
Yotam Ben-Or / Sitting On A Cloud
Harmonica, vocals, Percussions,
Piano – Yotam Ben-Or
Piano – Gabriel Chakarji
Bass – Alon Near
Drums – Ofri Nehemya
Cello – Julia BilatTrumpet – Erez Feuer
Tenor sax – Itamar Shatz
percussions – Rogerio Boccato
Viola – Yumi Oshima
Bass –Tal Mashiach
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Degree of
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Nostalgic / ノスタルジック度 ☆☆
Sentimental / センチメンタル度 ☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆
Relaxing / まったり度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
リラックスをテーマに週末コンフォート。
先週珍しくハーモニカ奏者の登場だったので、今週もハーモニカでいってみよう。
ヨタム・ベン・オールはエルサレム地域の小さな村、ナタフで育った。11歳の頃から叔父に教わりながらハーモニカの演奏を開始。高校卒業後にテルアビブに移り、テルアビブ音楽学校とニューヨークのニュースクールの共同プロジェクトに参加し、イスラエル全土で演奏を行った。2013年にロストフ国際ジャズコンペティション(Rostov International Jazz competition)で優勝、翌年にはイスラエルが生んだ最高のベーシスト、アヴィシャイ・コーエン(Avishai Cohen)が企画したイスラエルの若手ジャズミュージシャンのコンピ盤『All Original (Best Young Israeli Jazz – Presented by Avishai Cohen)』にバンド“Jupiter”のメンバーとして参加している。2014年に奨学金を得てニューヨークのニュースクールに留学。現代最高峰のハーモニカ奏者グレゴア・マレ(Grégoire Maret)に師事するなど、ジャズへの学びを深めた。
Música Terraより
ということだ。なんと先週の週末クワイエットで紹介した現代ハーモニカ第一人者グレゴア・マレの弟子だ。
1曲目からクスリ。タイトルが “ ビバ!エルメート・パスコアール ” だ。
しかし、パスコワールの名に恥じぬ美しい曲。
まあ、動画を確認してみてほしい。
雑に録られたような感じだけど、やたらと気持ちよいサウンド。
ヨタムは、自分でも歌っているしピアノも弾いている。
ハーモニカ新世代、楽しみな逸材がまた1人。
それにしてもハーモニカの音って、なんでこんなに青空や休日が似合うんだろう。なごむな〜。
みなさま、よき週末を。