混迷の2000年代初頭 とはいえ、いろんなところに現代の萌芽があった。ロイ・ハーグローブのRHファクター、怒濤のグルーヴ、ソース増量!
The RH Factor / Strength
Trumpet, Flugelhorn, Vocals, Backing Vocals, Producer – Roy Hargrove
Alto Saxophone, Tenor Saxophone – Keith Anderson a.k.a. DNK
Bass – Pino Palladino (track: 1, 4), Reggie Washington (track: 2 to 6)
Drum Machine – Dontae Winslow (track: 5)
Drum Programming – Joaquin “Joe” Claussell (track: 5)
Drums – Willie Jones III (track: 4, 5)
Drums, Vocals – Jason “JT” Thomas(track: 1 to 3, 6)
Guitar – Spanky (Chalmers Alford)
Guitar, Acoustic Guitar, Drum Programming – Fran Cathcart (track: 5, 6)
Keyboards, Backing Vocals – James Poyser (track: 5)
Organ, Electric Piano, Clavinet, Strings – Bobby Sparks
Percussion – Daniel Moreno (track: 1, 2), Fred Walcott (track: 6), Kwaku Obeng (track: 1)
Piano, Synthesizer, Electric Piano – Bernard Wright (track: 1, 3, 6)
Tenor Saxophone – Karl Denson (track: 1)
Tenor Saxophone, Flute – Jacques Szwarcbart (track: 1, 5)
Vocals – Alfredo “Catfish” Alias (track: 5), Gordon Chambers (track: 5), Omar Lye-Fook (track: 5), Renée Neufville
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Elegance / エレガント度 ☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
R&B feeling / ソウル度 ☆☆☆
Funky / ファンク度 ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
月曜日には、2003年のE.S.T.の作品を紹介した。
じゃあ同時期のアメリカでは、どんな作品が生まれたんだろう。
そう、いまはなきロイ・ハーグローブ率いるRHファクターが ↓ をリリースしたのが、2003年だった。
いろんなところでいまに繋がる萌芽があった。
てことで久しぶりにロイ・ハーグローブを聴こうかな。
このアルバムは、RHファクターとしての2枚目、2004年のリリースだ。
ちなみにロイ・ハーグローブは、2000年にエリカ・バドゥー「ママズ・ガン」、ディアンジェロ「Voodoo」、コモン「Like Water For Chocolate」いわゆるソウルクエリアンズ三部作に参加、ネオ・ソウルの隆盛に多大な貢献をしている。
のっけから、ガツーンとやられる。
ゴリゴリぐいぐい、これでもかとグルーヴ、アフロ・ファンクの濃厚な匂いが立ちのぼる。
文句なしに、かっこいい。腰にくる!
もちろんファンクなだけではない、管のアンサンブル、絡みの巧みさに舌を巻く。
大事なプレゼンを迎えて、ちょっとやる気を出したい朝、もう、大抵のことはこのアルバムの1曲目で解決できるから、これホント。
これ聴いてアゲて、アゲていこう。