Pianist and Keyboard player's albums

Orrin Evans / Liberation Blues / 2015年
オリン・エヴァンス / リバレーション・ブルーズ / No.3078

これぞNYのライブ・シーン!
オリン・エヴァンス率いるクインテット、アッパーウエストのジャズクラブ「Smoke」でのライブ盤。

Orrin Evans / Liberation Blues / 2015年

Piano – Orrin Evans
Bass – Luques Curtis
Drums – Bill Stewart
Tenor Saxophone – J.D. Allen (Track: 1 to 9)
Trumpet – Sean Jones (Track: 1 to 6, 8, 9)
Vocals – Joanna Pascale (Track: 12)
++++++++++++++++++++++++++++++++++
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆
Modern Contemporary / 本流回帰度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆

きょうは、カート・ローゼンウィンケルから離れて、オリン・エヴァンスのアルバムを紹介。
オリン・エヴァンスは、火曜日に紹介したアルバムをリリースしたピアニスト。

The Bad Plusの新しいピアニストということで名前を聞いた気はするけど、バッド・プラスがもともとロックよりな白人3人のバンドだから、てっきり後任ピアニストも白人なのかなと思い込んでた。
かなり個性的な音を出すピアニストで気になる。

アルバムのジャケット・デザインは、クリス・クロスらしいNYの雰囲気を纏ってるけど、レーベルは違って “  Smoke Sessions Records ” らしい。NYらしくて当然だ。

1999年、ニューヨークのアッパーウエストにオープンしたジャズクラブ「Smoke」のオーナーが2014年に設立したジャズ専門レーベル。「Smoke」に出演している人気アーティストの録音を中心に「ポスト・バップ・ジャズ」、「メインストリーム」系のオーソドックスな作品が中心。ハロルド・メイバーン、ビンセント・ハーリング、ジミー・コブらのベテランから今後のジャズシーンを担う若手の録作品も積極的に発売している注目のレーベル。

アルバム内容も、まさしく正統派な演奏がグッドだ。
J.D.アレンのサックスとシーン・ジョーンズのトランペットという2管体制。
ルケス・カーティスのベースにビル・スチュワートのドラムという布陣。

いきなり2管での活きの良い曲でスタート。2曲続けてドウェイン・バーノの曲、ライブの興奮が伝わってくる。
自身作曲のタイトル曲が、おもしろい。シーン・ジョーンズのトランペットも弾けてる。
そして後半は、意外とおとなしめでブルージー。

2管体制ということで、リーダー オリン・エヴァンスの見せ場は意外と少ないけど、彼のピアノは存在感をしめしてる。フロント2人も力入ってるし、ドラム ビル・スチュワートのキレも良い。

なかなか気持ちのいいライブ。
ジャズクラブ「Smoke」、いってみたいな。

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