カマシ・ワシントンらウエスト・コースト・ゲッド・ダウンのメンバー全面サポート!
Mr.ファンキー、トロンボーン奏者ライアン・ポーター最新作。
Ryan Porter / Force For Good / 2019年
Trombone – Ryan Porter
Saxophone – Kamasi Washington
Piano, Electric Piano – Brandon Coleman, Cameron Graves
Acoustic Bass – Miles Mosley,
Electric bass – Thundercat
Drums – Tony Austin
Vocals – Nia Andrews
Trumpet, percussion – Josef Leimberg
Drums – Robert Miller
Drums – Aaron Haggerty
Drums – Lyndon Rochelle
Trumpet – Jumaane Smith
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Lo-Fi / ローファイ度 ☆☆☆
Relaxing / まったり度 ☆☆☆
Spiritual / スピリチュアル度 ☆☆
R&B feeling / ソウル度 ☆☆☆
Funky / ファンク度 ☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆
疲れたアタマと心にやさしい音楽、何かなかったっけ?で、思いついたのがこのアルバム。
いやいやMr.ファンキー、ライアン・ポーターにしては、まったりしすぎでしょう。
オイラの体調のこと気遣ってくれてありがとう、なんて聴いていた。
しだいに熱がこもってくる。
だって、カマシ・ワシントン、キャメロン・クレイブス、ブランドン・コールマン、サンダー・キャット、トニー・オースティンなどなど一流どころが寄ってたかって作ってるアルバムだもん。
ぱっと聴きのローファイな見掛けに騙されちゃあいけない。
なんといってもサンダー・キャット、すげっ !!!
ちょっと6・70年代風のレトロな空気にまったりしてると、じつはかなり本気なアルバムであることに気づく。
ライアン・ポーターの『Force For Good』は、60年代にジョン・コルトレーンが受けたインタビューの一節をタイトルにしたもので、人類に対する深い目的と信念を持って制作されたアルバムです。ジョン・コルトレーンについて調べているうちに、彼の音楽がなぜ知的、哲学的、精神的に様々なタイプの人々を惹きつけるのかという質問を受けたインタビュー記事を見つけました。ジョン・コルトレーンのことを調べていたら、彼のインタビューを見つけました。この世での目的を考える過程で、彼は、この世では誰もが決断を迫られ、その決断によってこの世に何を貢献するかが決まることに気づいた。世界には多くの悪が存在し、多くの人々が悪の力となる選択をしていると考えました。ジョンは、善のための力になることを選択すれば、自分の人生に役立つだけでなく、どんな状況でも善のために力を発揮することを選択した人々のために、自分の音楽が映画のスコアになると考えました。アルバム『フォース・フォー・グッド』は、ジョン・コルトレーンが音楽を通して伝えた平和、愛、団結のメッセージの遺産に貢献するための私の作品です。(bandcampより勝手に和訳)
スピリチュアルまでいかなく(いや、いってるか)とも、コルトレーンを軸にシリアスなメッセージを真剣に歌い上げている。
だらけた気分で楽しんで聴いていたら、いつしか涙が出そうになるくらい心が洗われていた、なんてアルバム。
リラックスして流すもよし、繰り返し聴けば聴くほど味わい深い名盤。
Mr.ファンキー、ライアン・ポーターやるじゃん!