1曲目の非凡なサックス・ソロに耳をそばだてたアナタは、JazzDogs!
ただならぬポップス職人、ジョー・ヘンリー / 週末クワイエット
Joe Henry / Scar / 2001年
Guitar, Vocals, Keyboards, Percussion – Joe Henry
Saxophone – Ornette Coleman
Drums, Percussion – Brian Blade
Bass – Meshell Ndegeocello, David Pilch
Guitar – Marc Ribot
Piano – Brad Mehldau
ジャンルや時代を超えてリラックスをテーマに週末クワイエット。
アナタは、ジョー・ヘンリーを知っているだろうか、半端音楽人オイラは最近まで知らなかった。
この、うっすらな甘さと深い苦さが入り交じった独特のハードボイルドなヴォーカルの味わい。
いかにも通好みな世界観を感じさせるけど、それもそのはず。
冒頭のサックス・ソロは、なんと大御所オーネット・コールマンだ。
そしてメンツは、ブラッド・メルドー、ブライアン・ブレイド、ミシェル・ンデゲオチェ、マーク・リボーなどなどときた、すごっ!
何者 ?! ジョー・ヘンリー。
答えは、マドンナの妹の亭主だ。いやいや、それはホントだけど。
自らシンガーとしても20年以上のキャリア、加えてプロデューサー/ソングライターとしてエルヴィス・コステロ、エイミー・マン、マドンナらのプロデュースを手がけ3回もグラミー賞ウィナーを獲得している強者。
そんな、彼がジャズ系のミュージシャンを起用して名を挙げた1枚がこれ。
オイラの場合、ついつい楽器の音ばかり聴いてしまいがち。
週末、アナタ自身の大人の時間を、この音楽で。
みなさま、よき週末を。