UK Jazz

Ashley Henry / Beautiful Vinyl Hunter / 2019年
アシュリー・ヘンリー / ビューティフル・ヴァイナル・ハンター / No.3123

キーヨン・ハロルド、セオ・クロッカー、マカヤ・マクレイヴン参加!
英米精鋭部隊でおくるアシュリー・ヘンリー最新進化形!

Ashley Henry / Beautiful Vinyl Hunter / 2019年

Piano, Electric Piano, Electric Organ – Ashley Henry
Bass – Dan Casimir(Track:1,3,4,5,6,10,11,12,13), Ferg Ireland(Track:2,7,8,9)
Double Bass, Guitar, Strings – Ben Marc(Track:15)
Drums – Eddie Hick(Track:1,3,4,5,6,7,11,13), Luke Flowers(Track:2),Marijus Aleska(Track:8,9,12), Makaya McCraven(Track:10), Moses Boyd(Track:14)
Percussion – Ernesto Marichales(Track:1,2,11)
Vocals – Judi Jackson(Track:1,13), Sparkz(Track:3), Joshua Idehen(Track:5), Milton Suggs (Track:7), Sahra Zoe Ahmed Gure (Track:10)
Saxophone – Binker Golding(Track:2,14), James Copus(Track:10), Jaimie Branch(Track:10)
Trumpet – Dylan Jones(Track:2), Keyon Harrold(Track:3), Theo Croker(Track:4,13)
Guitar – Artie Zaitz(Track:3,5,8)
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆
R&B feeling / ソウル度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆

先週に引き続いて、アシュリー・ヘンリーを。こちら最新作、最新進化形。

こんどのアルバムは、UK新星ドラマー モーゼス・ボイドなどサウス・ロンドン勢に加えてアメリカ勢、ヴォーカル ジュディ・ジャクソン、トランペッター キーヨン・ハロルド、セオ・クロッカー、ドラマー・ビートメイカーのマカヤ・マクレイヴンが参加という英米精鋭部隊での作品、内容も完璧&ゴージャスなものとなっている。

サウス・ロンドンのロバート・グラスパー的なオトコが、アシュリー・ヘンリーだけど、
ある意味、ロバート・グラスパーを超えたかもしれない。

グラスパーに称せられる “ ヒップホップとジャズを融合させた ” という言葉は、アシュリー・ヘンリーにこそふさわしい気がする。その上、アフロ・キューバン、カリビアン、ダブやブロークンビーツ、クラブ・ミュージック全般をも飲み込んで、それこそ渾然一体となった心地よさを生みだしているのがアシュリー・ヘンリーだ。
グラスパーは、まだジャズの尖った部分での立ち位置というのを明確に保ってる。

そして、そんなヘンリーのスタンスに共鳴するアメリカのミュージシャン達。
いいよね〜交流は益々盛んになっていて、どんどん垣根がなくなっていく。

6曲目 “ Cranes ” だけがソランジュのカヴァー、あとはすべてオリジナル。
なかなかいい曲書くなアシュリー。しかも、このアレンジの才は半端ない。
冒頭の “ Star Child ”  のヴォーカルとピアノの絡みを聴いただけで、このアルバムが当たりだと確信できる。

すて曲なし、最初から最後までご機嫌な気分が続く名盤。
これもまた “ Vinyl ” で入手したい1枚。

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