Vocalist albums

Kurt Elling / Secrets Are The Best Stories / 2020年
カート・エリング / シークレッツ・アー・ザ・ベスト・ストーリーズ / No.3182

大御所カート・エリングの野心作!
第63回グラミー賞 ” ベスト・ジャズ・ボーカル・アルバム ” ウイナー!

The ambitious work of the great Kurt Elling.
63RD ANNUAL GRAMMY AWARDS ” BEST JAZZ VOCAL ALBUM ” Winner !

Kurt Elling / Secrets Are The Best Stories / 2020

Voice, Co-producer – Kurt Elling
Piano, Electric Piano, Co-producer – Danilo Pérez
Alto Saxophone – Miguel Zenón
Bass – Clark Sommers
Drums – Johnathan Blake
Guitar – Chico Pinheiro
Percussion – Rogerio Boccato, Román Diaz
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Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Elegance / エレガント度 ☆☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Melancholy / メランコリー度 ☆☆☆
Aesthetic / 美しい〜度 ☆☆☆
Individual Style / 個性的なスタイル ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆

たまにはヴォーカル作品でもいかが。

ジャズ・ヴォーカルの大御所カート・エリング、2020年のアルバム。
堂々のグラミー ” ベスト・ジャズ・ボーカル・アルバム ” ウイナー作品。

ノッケからシビれる。なんと2曲続けてジャコ・パストリアスの名曲に作詞した作品。
ピアノを中心にドラムレスの音数を抑えた絶妙のアレンジ。

全曲というわけではないけどドラムレスでパーカッション、ベースの静かなバックにピアノとヴォーカルの対話のような曲調が続く。

ピアノは、あのウェイン・ショーター・カルテットの中枢であるダニーロ・ペレス。
彼とがっぷり組んだこのアルバムは、ペレスが4曲を作曲、ともにプロデューサーを務めてる。

作詞的にも、社会的な問題を浮き彫りにしたシリアスな内容らしい。
コロナ期に制作された作品として時代を反映しているのだろう。

楽器的なアプローチとしてのジャズ・ヴォーカルが取り沙汰されることの多い昨今、
大御所ヴォーカリストとしての回答を、あらゆる面から実力で示したアルバム。
グラミーも納得の内容だ。

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