人種問題、暴力、戦争、依存症などシリアスなテーマに真っ向から取り組んだ意欲作!
An ambitious Album that tackles serious themes such as racial issues, violence, war, and addiction head-on!
Sarah Elizabeth Charles / Free Of Form / 2017
Voice, Co-producer – Sarah Elizabeth Charles
Bass – Burniss Earl Travis II
Drums – John Davis
Piano, Keyboards, Electric Piano – Jesse Elder
Trumpet, Co-producer – Christian Scott a Tunde Adjuah
++++++++++++++++++++++++++++++++++
Degree of
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆
Dramatic / ドラマチック度 ☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆☆
Dreamy / ドリーミー度 ☆☆☆
Melancholy / メランコリー度 ☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆
Ambient / アンビエント度 ☆☆☆
R&B feeling / ソウル度 ☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
サラ・エリザベス・チャールズをもう1枚、2017年のサードアルバム。
カッチョいいジャケット・デザイン。
さらに精鋭的なサウンドと、その深いメッセージ。
「前作は自身の内面を素直に表現したのですが、今作ではこれまで躊躇していたテーマを取り上げました。例えば、人種問題、暴力、戦争、依存症などです」
という本人の言葉通り、社会的な問題に真っ向から挑んだ作品となってる。
そして、今回もクリスチャン・スコットが共同プロデュース。
かれのトランペットが、シリアスなメッセージによりくっきりとした陰影をあたえている。
その他のメンバーは前回同様だけど、ベースがすべてエレクトリックとなり、よりエリザベスのヴォーカルを浮かび上がらせるようなサウンドに変化してる。
そうそう、1曲だけカヴァー曲があって、それが90年代に大ヒットしたクランベリーズの ” Zombie ” 。
哀しみに満ちた彼女のヴォイスが胸を突く。
ポスト・ロック、エレクトロニカ、R&B、ジャズ、様々な要素をのみ込んで彼女の世界は拡張してゆく。