試験にでる現代ジャズ ≪ 入門編 ≫ Vol.025
Chris Thile & Brad Mehldau / 2017
クリス・シーリ &ブラッド・メルドー
ブラッド・メルドーとブルー・グラス界を代表するクリス・シーリ。
ジャンルを超えて交歓する音楽を愛する魂。
Contemporary Jazz for Exams ≪ Introductory Edition ≫ Vol.025
Chris Thile & Brad Mehldau / 2017
Brad Mehldau and Chris Sheely, a leading figure in the blue grass world.
Their music-loving souls mingle across genres.
月曜日シリーズ!
「ジャズって何から聴けばいいですか?」と問われること多し。
「ソニー・ロリンズのサキソフォン・コロッサス」と答えたいのはやまやまだけど、このブログのコンセプトに従って2000年以降のアルバムという縛りで、わかりやすさ、かっこよさ、親しみやすさを第一に毎週1枚あげていきたい。
題して “ 試験にでる現代ジャズ ≪ 入門編 ≫ ”
(なんで試験やねん)よろしく!
Chris Thile & Brad Mehldau/ 2017
Mandolin, Vocals – Chris Thile
Piano, Vocals – Brad Mehldau
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Elegance / エレガント度 ☆☆
Ensemble / アンサンブル度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Lyrical / リリカル度 ☆☆☆
Romantic / ロマンティック度 ☆☆
Nostalgic / ノスタルジック度 ☆☆
Wistful / 哀愁度 ☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆
じつは、このアルバム何度か掲載している。
普通に紹介したのと、シリーズ ” 月曜日のブラッド・メルドー ” と、これで3回目だ。
手を抜いてるんじゃないよ、いいものはいいから(シリーズの多くは再掲載)。
ジャズとブルーグラス、マンドリンとピアノの相性が驚くほどいいことに気づく。
いや、それこそ2人の天才のなせる技なのかもしれない。
常々、音楽をジャンルで聴かないようにとは考えているけど、
いつのまにか、いろんな壁を自分の周りに作ってしまっている自分がいたりする。
そんな浅はかな凡人の脳味噌を、天才はいとも簡単に壊してみせてくれる。
リリカルで情感溢れる音世界。
部屋の空気を清らかにしてくれて、なんだかホッと沁みる。
こころを拡張する1枚。