ジョン・スコフィールド、ブルー・ノートへ移籍して大物たちとのレコーディングで酔拳炸裂!
John Scofield moves to Blue Note, records with big names, and explodes with drunken fists!
Jack DeJohnette / Legendary Series
John Scofield / Time On My Hands / 1990
Guitar – John Scofield
Saxophone – Joe Lovano
Bass – Charlie Haden
Drums – Jack DeJohnette
Producer – John Scofield, Peter Erskine
All Written-By – John Scofield
++++++++++++++++++++++++++++++++++
JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Feel good / ご機嫌度 ☆☆☆
Melancholy / メランコリー度 ☆☆
Relaxing / まったり度 ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆
さて時代は1990年。
きょうのレジェンダリー・シリーズ “ ジャック・ディジョネット” 編は、ジョン・スコフィールド。
ジョン・スコフィールドも力を認められブルー・ノートへ移籍、初の大面を迎えてのレコーディングとなったのが、このアルバムだ。
メンバーは、ベースがチャーリー・ヘイデン。そしてドラムがもちろんジャック・ディジョネット。
そしてサックスがジョー・ロバーノというメンツ。
ロバーノは、個性のあるフリー・ジャズなサックス奏者だけど、スコフィールドとバークリー音楽院の同期生らしい。
ここでもジョン・スコフィールドの個性、“ 捩れ ”とか “ 捻れ ” とか表現される揺れるような音色、アウトしそうでメロディアス、酔っていそうで素面な、まさに酔拳のようなギターが炸裂している。
ジャック・ディジョネットの硬質なドラムが、その個性を際立たせているようにも感じる。
1〜3曲とご機嫌な調子で攻めた後は、4・5曲目のスローなナンバー、爽やかナンバーでまったり。
6曲目の緊張感をはらんだ速めの4ビート曲で、ジャック・ディジョネットが「もっとこいよ!」と煽ってくるような展開にニヤリ。ジョー・ロバーノも異音で被さってきてのソロがまたいい。
それ以降も快調にとばして全11曲、楽しめる。
スコフィールドがサックス奏者を導入、それまでのファンクな路線からジャズど真ん中に軌道を変更。
老舗ブルー・ノートにて全曲自作で臨んだ1枚。