試験にでる現代ジャズ ≪入門編≫

Contemporary Jazz for Exams≪ Introductory Edition ≫Vol.038
試験にでる現代ジャズ ≪ 入門編 ≫ Vol.038
Donny McCaslin / Casting for Gravity / 2012
ダニー・マッキャスリン / キャスティング・フォー・グラヴィティ / No,3283

ドラマー マーク・ジュリアナの起用で完成されたダニー・マッキャスリン・ワールド!
Donny McCaslin’s world completed with drummer Mark Guiliana.

Donny McCaslin / Casting for Gravity / 2012

Tenor Saxophone – Donny McCaslin
Drums – Mark Guiliana
Bass – Tim Lefebvre
Electric Piano, Piano, Synthesizer – Jason Lindner
Mastered By – Nate Wood
Producer, Vocals, Synthesizer – David Binney
Written-By – Donny McCaslin (Tracks: 1 to 3, 5, 7 to 10)
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JazzDog’s Rating ☆☆☆☆
Degree of
Contemporary / コンテンポラリー度 ☆☆☆
Thrilling Sounds / スリリング度 ☆☆☆
Stylish / スタイリッシュ度 ☆☆☆
Advance / アドバンス度 ☆☆☆
Dreamy / ドリーミー度 ☆☆☆
Ambient / アンビエント度 ☆☆☆
Groove / グルーヴ度 ☆☆☆
Affinity / ジャズ初級者度 ☆☆
Stylish cover arts / ジャケ買い度 ☆☆☆

月曜日は試験にでる現代ジャズ ≪ 入門編 ≫。
先週、サックス奏者で現代ジャズのキーマンとしてベン・ウェンデルを紹介した。

ケニー・ギャレット、ダニー・マッキャスリン、カマシ・ワシントン、クリス・ポッター、ジョシュア・レッドマン、ベン・ウェンデルと挙げたら、大体出そろっただろうか。
でもダニー・マッキャスリンを紹介したアルバムは企画もの、しかもヴォーカル・メインだったのでオリジナルアルバムを挙げておこう。

これは2012年のアルバム、ジャケット・デザインからしてジャズっぽくないしイケてる。
メンバーが、ドラムにマーク・ジュリアナ、ワォ!
ベースがティム・ルフェーヴル。
キーボードがジェイソン・リンドナー。
そして、サックス奏者のデヴィッド・ビニーが、プロデュースでキーボード&ヴォーカル参加してる。
あと、演奏には加わってないけどドラマーのネイト・ウッドも録音で加わっている。

ダニー・マッキャスリンのサックスは、パーカッシヴでスピード感に溢れてる。
オリジナル曲もキャッチーでカッコいい。
 そして、もう1人の主役がドラムにマーク・ジュリアナ。

まるで2人の対峙、一騎打ちのような絡みが全編にわたって炸裂している。
2人をささえるベースのウネリ、バスドラとの連携は見事。
そして彩りを加えてゆくシンセも素晴らしい。
どの曲も聴き応えあり。

どんなフレーズを吹いても圧倒的な痩せることない音圧、音量。
吹っ切れたかのような勢いのテナーサックスが魅力のダニー・マッキャスリン。
デヴィット・ボウイが起用するのも納得の実力は圧巻。

これ、ちゃんとした画像じゃないけど、とにかくマーク・ジュリアナがカッコいい!
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