Sting / Bring on the Night / No.0002
スティング / ブリング・オン・ザ・ナイト / 1986年
No.001 から
ブランフォード・マルサリス、
ケニー・カークランド繋がりで、
スティングのライブアルバムを紹介。
ブランフォード:サックス。
カークランド:ピアノ。
オマー・ハキム:ドラム。
ダリル・ジョーンズ:ベース、という強烈な布陣。
アルバム「ブルータートルの夢」のレコーディングからジャズ畑の4人は加わっていて、そのライブ盤がこれ。
こういったミクスチャーは他にも例はあるけど、
やはり、ジョニ・ミッチェルとかスティングくらいの強力な個性というか力量がないと、なかなか巧くはいかないのかもしれない。
「やろうと思えば、世界最高のロック・バンドだって組めるぜ」と豪語したのはマイルスだけど、誰が歌うねんということでもある。
そうそう、あとこのタイトル・チューンでは、ブランフォードのラップが聴けるのが、
おもしろい。
ブランフォードは、ファースト・アルバムやグラミー受賞の「Heard You Twice the First Time」などの中でも、寸劇というかポエトリー・リーディングというかドラマ仕立ての構成を組み込んでみたり、スパイク・リー映画「Mo’ Better Blues」の音楽を担当するなど、単なる演奏家にとどまらない軽やかさ、境界をまたいでゆく感性の持ち主なのだろう。
Sting:Bass, Guitar, Vocals
Omar Hakim:Drums
Darryl Jones:Bass
Kenny Kirkland:Piano, Keyboards
Branford Marsalis:Saxophone
1曲目のタイトル・チューンから圧巻のパフォーマンス。
Sting Live ’86 Bring on the Night (All LP)