宇多田ヒカル / 初恋 / No.0018 / 2018年
宇多田ヒカル最新アルバム「初恋」
なんとクリス・デイブが叩いてる。
シングルカットだけ(話題づくり)かと思ったら、
11曲中8曲、ガッツリ関わっていると言っていい。
レコーディングは、RAK STUDIOSやエアーといったロンドンの一流スタジオで行われた。レコーディングの行程はスティーヴ・フィッツモーリスがバンドの演奏をレコーディングして、小森雅仁が担当する宇多田のボーカル録りの後、最後にフィッツモーリスがミックスするのが基本。レコーディングのやり方は宇多田が持ち込むベーシックなデモ曲を基にスタジオで曲を仕上げ、バンドと一気にライブ演奏で2、3回録るというもので、この潔い手法には明確なビジョン、良し悪しを瞬時にジャッジする決断が必要であり、ボーカル以外の録音にも必ず立ち会う宇多田のものづくりの姿勢とともに、参加したミュージシャンやスタッフたちから絶賛されている。
演奏陣にはロバート・グラスパーやディアンジェロなど、アメリカのみならず世界中から圧倒的な支持を集めるクリス・デイヴ(ドラム)、サム・スミスのツアーメンバーでもあるルーベン・ジェームス(ピアノ)、エミリー・サンデーやメアリー・J・ブライジ、サム・スミスとの仕事で知られるジョディ・ミリナー(ベース)、ベン・パーカー(ギター)など世界中の名うてのセッション・ミュージシャンが並び、配信曲にも参加していたドラマー/プロデューサーのクリス・デイヴは12曲中8曲で演奏してアルバムの屋台骨を担う活躍を見せている。
ウィキペディアより、長い引用スマン。そんなことになってるんだね。
↓ は、クリスの姿も見える「あなた」。ちょっと聴き普通だけどクリスのサウンドメイクがドラムだけにとどまらず全体の空気を作り出しているのが分かると思う。
デカいスピーカーなり、ヘッドフォンで耳をすましてみてほしい。
宇多田ヒカル 『あなた』(Short Version)
もちろん、アルバムにはもっとクリスらしさの出た曲はある。
ただ、宇多田が欲したのもクリスのトリッキーなプレイではなく、
サウンドメイキング能力、プロデューサーとしての資質なのだろう。
そんなこんなで、おっそろしく力の入ったアルバムなり。