Miguel Zenón /Jíbaro / 2005年
ミゲル・ゼノン / ビバロ / No.0060
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とうとう冬が来ましたね。
寒いの苦手なんで気分だけでも暖かく、
そして明るくラテンでまいりましょ。
ミゲル・ゼノンはプエルトリコ出身、1979年生まれのサキソフォン奏者。
CubanJazztとか、ラテン・ジャズとかで闇雲に検索を繰り返してたどり着いた。
ラテンといっても、こてこてのラテンというのかな、
ケニー・ドーハムみたいなアフロ・キューバンでもなく
サルサの楽団みたいのでもなく、
はたまたブラジルテイストのメセニー的なものでもなく
現代ジャズにほどよくラテンがミックスされたというか、
ラテン要素を注入されて新たなジャズへと昇華したものを、
探しててたどり着いた。
ゼノンのアルトかなり好きです。
テクニックはもちろん、艶やかで柔らか。
このアルバムは、彼の5枚目のリーダー・アルバム。
メセニーのUnity Groupでも有名なアントニオ・サンチェスがドラムをつとめてる。
リズムもおもしろいし(いや超絶だし)、
くり出されるアルトの音色も色彩豊かだ。
サイドメンも最高だし。
後半、意外としっとりした曲もあり変化に富んでいる。
アルバム・タイトルでラストに入ってる曲ビバロというは、
プエルトリコの地方の伝統的な音楽スタイルのことなんだそう。
なんと、ブランフォード・マルサリスがプロデュースしてる。
(というかレーベルが、Marsalis Music なんだね)
Alto Saxophone, Written By – Miguel Zenón
Double Bass – Hans Glawischnig
Drums – Antonio Sanchez
Piano – Luis Perdomo
Producer – Branford Marsalis
Miguel Zenon – “Jibaro”