Joe Henderson / Power to the People / 1969年
ジョー・ヘンダーソン / パワー・トゥ・ザ・ピープル
ロバート・グラスパー R+R=NOWから、
いきなり1969年ジョー・ヘンダーソンかよ!
とお思いでしょうが、じつは今年の「東京 JAZZ Festival」で
このアルバムからR+R=NOWが2曲演奏してるんですね、渋いぜ。
それが、またかっこいい。
同じく「東京 JAZZ Festival」に出演したハービー・ハンコックへのリスペクト&ヨイショかな。
グラスパーは、現代のハンコックと言われるとおり八面六臂の活躍だけど、
プレイスタイルも似てますよね。弾けるのに、なかなか弾かないとことか。
アコースティックのグラスパーを聴いてると影響を大きく感じるし、
ハンコックへの傾倒も深いんだと思う。
さてこのアルバム、特にハンコックの書いた曲がいい。
流麗なモーダルは、まんま現代のグラスパーのようなラウンジ・ミュージック感がある。
ディジョネットのドラムがまた凄いし、完成度の高いなかなかのアルバム。
オイラ、若いときはジョー・ヘンダーソンのまろやかなテナーに、
今ひとつパンチを感じなくてさほど聴いた憶えがなかった。
こういう再発見はじつに楽しい。
そういう意味では、リーダー作品ではないハンコックを掘ってみるのもまたおもしろいかもね。
Tenor Saxophone – Joe Henderson
Bass – Ron Carter (tracks: A1, A3, A4, B2, B3)
Drums – Jack De Johnette
Piano – Herbie Hancock
Trumpet – Mike Lawrence (tracks: A2, B1)
Afro-Centric
Joe Henderson – Power To The People (Power To The People [1969])
- アーティスト: ジョー・ヘンダーソン,ハービー・ハンコック,マイク・ローレンス,ロン・カーター,ジャック・ディジョネット
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2012/12/12
- メディア: CD
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