David Gilmore / Unified Presence / 2006年
デビッド・ギルモア / ユニファイド・プレゼンス / No.1065
ユニファイ&ギター続き、デビッド・ギルモア 。
ピンク・フロイドのギターではありません、念のため。
あちらは、David Gilmour、こちらはDavid Gilmore 。
なんかさ、このジャケットから、
ナチュラル・フィーリング、オーガニック、
ブラジリアン、アコースティック・ギター&ボーカルを
想像したアナタ。
甘い!甘すぎる!(誰に言ってる ?! みんな、ついてきて!)
デビッド・ギルモア ってギタリストは、M-Base出身。
M-ベースとは、まあぶっちゃけスティーヴ・コールマン率いる
変拍子ファンク虎の穴的秘密結社だ(ウソです)。
Macro Basic Array of Structured Extemporization(直訳すれば“構造化された即興のマクロな基礎的配列”)の略であるM・ベースとは、サックス奏者のスティーヴ・コールマン(Steve Coleman)やグレッグ・オズビー(Greg Osby)らがカサンドラ・ウィルソン(Cassandra Wilson)なども巻き込みながら、1980年代後半から押し進めたジャズ・コレクティブの名称であり、彼らが演奏した複雑な変拍子を軸にした演奏スタイルと理論を指す。
―循環するジャズ #01 | ARBAN
まあ、ブラジル・テーストがないわけではないけど、
オーガニックにはちょっと遠い。
ギルモアなりのナチュラルなのかな。
ただ、彼のファースト・アルバムは、硬派すぎた。
この2枚目は、ちょびっとだけ開放的になり、
より、彼のギターがダイレクトというか身近に感じられる
アルバムになっている。
アコースティックな曲や、サックス抜き(つまりギター・トリオ)な
曲もあり、いい意味で前作よりスキマのある曲が目立ち親しみやすい。
Christian McBrideとJeff“Tain”Wattsのバックが最高だし、
ラヴィ・コルトーレーン(もちろん父は、ジョン・コルトレーン、母はアリス・コルトレーン)のプレイもオオッ!と目からウロコだ。
Guitar – David Gilmore
Bass – Christian McBride
Drums – Jeff “Tain” Watts
Lead Vocals – Claudia Acuña (tracks: 11)
Saxophone – Ravi Coltrane
David Gilmore Unified Presence in Salzburg Au
David Gilmore and Unified Presence Live in Graz Austria