Dave Liebman / Drum Ode / 1975年
デイヴ・リーブマン / ドラム・オード / No,1188
さて月曜日、1975年のアルバム。
基本、今のジャズを扱うこのブログだけど、
オイラにとって新鮮なアルバムなんで、これ。
このアルバムは、じつはギターのジョン・アバークロンビーを
掘っていて見つけたアルバム。
1975年といえばデイヴ・リーブマン、マイルス・バンド在籍時に
制作したアルバムということになる。
さすがマイルスのお眼鏡にかなったサックス奏者。
かっこいい。
そしてエレクトリック・マイルスより分かりやすい。
リズムが前面に出ていてノリノリ、聴きどころも満載だ。
まず出色の2曲目、ここでのアバークロンビーのカッティング。
あの、フワフワ捉えどころのないアバークロンビーではない。
デイヴ・リーブマンの野太いテナー&うつくしいソプラノ、
さらにアルトにフルートまで楽曲によって使い分ける多彩さ。
カラダを自然と動かすようなリッチー・バイラークのエレピ。
そして、もちろんタブラなどパーカッションの効果的な配置。
5曲目のコルトレーンへのオマージュ。
いや〜なんとも素敵なアルバム。
“ ドラム賛歌 ” とは言え、
激しいだけのリズムの洪水でもなく、
どちらかというと、静かな一枚。
それぞれの音は、ほんと70年代を彷彿させる音なんだけど、
現代のジャズの萌芽はすでにここら辺にあったんだな、
ということを強く感じさせてくれる。
Soprano, Tenor, Alto Flute – Dave Liebman
Bass – Gene Perla
Bongos, Percussion – Ray Armando
Congas, Congas – Patato Valdez
Drums – Bob Moses
Drums – Jeff Williams
Guitar – John Abercrombie
Piano – Richie Beirach
Percussion – Barry Altschul
Percussion – Steve Sattan
Tabla – Badal Roy
Tabla – Collin Walcott
Vocals – Eleana Steinberg
なんだ、このジャケ ↓ 。
- アーティスト: デイブ・リーブマン,リッチー・バイラーク,パタート・バルデス,ジーン・パーラ,ジョン・アバークロンビー,バーダル・ロイ,コリン・ウォルコット,ジェフ・ウィリアムズ,ボブ・モーゼズ,レイ・アーマンド
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 1999/10/01
- メディア: CD
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