Victor Gould / Clockwork / 2016年
ヴィクター・グールド / グローバル / No,1203
きのう紹介の、ゴドウィン・ルイスの参加アルバムから、
ヴィクター・グールドの一枚。
ヴィクター・グールドは、
ポスト・ロバート・グラスパーの一番手との声も高いピアニスト、
(中略)
そしてリズムにヒップホップからの影響をのぞかせるのもユニーク。
なんて、判で押したように、いい加減に紹介されてる。
グラスパーは、ピアノの個性もさることながら、
ジャンルを越境、あるいは統合する人としての影響力が大なのであって、
ヴィクター・グールドは、ちょっと違うだろ、て感じ。
“ ポスト・グラスパー=ヒップホップからの影響 ” これも無理矢理過ぎる。
ライターは、ほんとに聴いてんのか。
それはさておき、ヴィクター・グールドが力のあるピアニストであることは、
一聴して疑いようがない。
そのサウンドは、直球ど真ん中のメインストリーム。
AppleMusicのジャンル分けだとメインストリームって、どっちかてと
4ビートのアコーステックなスムース・ジャズを指すことが多いけど、
それとは違ったオイラが思うメインストリーム、ごりごりの硬派だ。
まず、俠気あふれる重厚なピアノを弾く。
そして、書く曲がかっこいい。
このアルバムも、1曲ウェイン・ショーターで、あと自作。
管を活かした楽曲が特徴だ。
リズムもじつに多彩、もちろん4ビートも。
ストリングス交えた曲もあって可能性は大、あくまでアコーステック。
ジャズ喫茶で聴きたいアルバム。
いや、ライブ観られたら最高だな〜。
Piano – Victor Gould
Bass – Ben Williams (5) (tracks: 1 to 5, 7, 9 to 11)
Drums – E.J. Strickland (tracks: 1 to 5, 7 to 11)
Percussion – Pedrito Martinez (tracks: 1, 4, 7)
Alto Saxophone – Godwin Louis (tracks: 1 to 3, 5 to 8, 11)
Tenor Saxophone – Myron Walden (tracks: 1 to 3, 6 to 8, 11)
Trumpet – Jeremy Pelt (tracks: 1 to 3, 6 to 8, 11)
Flute – Anne Drummond (tracks: 3, 7)
Cello – Veronica Parrales (tracks: 3, 6, 7)
Viola – Heejin Chang (tracks: 3, 6, 7)
Violin – Yoojin Park (tracks: 3, 6, 7)
Clockwork – Victor Gould
“CLOCKWORK” Victor Gould
- アーティスト: VICTOR GOULD
- 出版社/メーカー: FRESO
- 発売日: 2016/06/17
- メディア: CD
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