Joel Ross / KingMaker / 2019年
ジョエル・ロス / キングメーカー / No,1206
きょうは、ジョエル・ロス。
月曜日紹介したゴドウィン・ルイスの “ グローバル ” で、
鬼神のごとき、いやいや千手観音のごとき
ヴィブラフォンを披露していた若者。
これは、ブルー・ノートからの彼のデビュー・アルバム。
師匠ステフォン・ハリスの名に恥じない若きヴァーチュオーゾだ。
↓ こちらは、マスターのステフォン。
これ、素晴らしいよ!
ゆったりとした曲調でスタートする、このアルバム。
家族への愛がほとばしる温かさ、そして情熱。
相反するクールさと、恐ろしいほどのテクニック。
まさに、グッド・ヴァイブスが、オイラの心を鷲づかみにして離さない。
特に、そのタイム感覚が新鮮。
“ グローバル ”でもみせた、ポリリズミックな
独特のアウト・タイム感覚もバリバリ健在。
硬軟取り混ぜた技で、魅了する。
(アウト・タイム感覚:よくソロで故意に旋律を外すように弾くことをアウトとかアウト・フレーズて言うけど、それをリズム的にやることをオイラ、そう呼んでる)
また、サックスのイマニュエル・ウィルキンスが相性バッチシ。
2人は、やりたいことが相当シンクロした相棒とみた。
また、新たなアイドル発見。
今後のジョエル・ロスの活躍が楽しみすぎる。
いや〜素晴らしいアルバムが多すぎて、うれしい悲鳴だ。
音楽を聴く時間が足りない。仕事してる時間がもったいない。
やっぱ、これJazzバーないし喫茶を実現しなきゃならねーな〜!
Vibraphone – Joel Ross
Alto Saxophone – Immanuel Wilkins
Bass – Benjamin Tiberio
Drums – Jeremy Dutton
Piano – Jeremy Corren
Joel Ross – Yana
KingMaker – Jazz 2019 – Joel Ross