Christian Scott / Diaspora / 2017年
クリスチャン・スコット / ディアスポラ / No,1239
さて今日はめでたい!オイラの誕生日なんで、
いったんクリスチャン・サンズから離れる。
ジャカジャ〜ン!
2019年SS(スプリング・サマーね)、
オカダ タカシのモスト・ヘヴィ・ローテンション賞の発表。
(本年度のアルバムという意味ではなく、オイラが最も聴いた盤という意味)
だぶん、2019年度現在、
コンテンポラリー・ジャズのトップバッターと言い切って過言でない
クリスチャン・スコット。
そんな彼の2017年作品が、これ。
2019年の最新作は、既に紹介済みで、
この “ アンセストラル・リコール ” も大好きだけれど、
あまりに戦闘的というかエッジが効いた作品なので、
聴くにも体力が必要。
本作は、ジャズ100周年3部作「THE CENTENNIAL TRILOGY」の第2弾。
〈ディアスポラ〉と題し、世界のつながりや愛をテーマに制作したという力作。
タイトルの意味も
ディアスポラ ( 離散の意)
パレスチナ以外の地に住むユダヤ人、またその社会をいう語。
転じて、原住地を離れた移住者。
と意味深ながら、
割と耳障りよい軽めのサウンドが、
淡々と流れてゆく感じで、それがじつに心地よい。
(でも、× 重低音!)
軽さのなかに、刺激的なリズム、哀愁、メランコリー、
不安、美しさや強さ、が現れては、また流れてゆく。
マシンビートやループのなかに、
クリスチャン・スコットならではの多様な音楽性が織り込まれる。
素晴らしい!ため息のもれる名盤。
Trumpet, Siren, Flugelhorn, Sampler, Producer, – Christian Scott
Alto Saxophone – Braxton Cook (tracks: 1, 2, 6, 7, 10, 11)
Bass – Kris Funn (tracks: 1, 2, 6-8, 10, 11)
Djembe, Bata, Congas – Weedie Braimah (tracks: 1, 9)
Drums, Sampler – Joe Dyson (tracks: 1-5, 7-9, 11)
Drums, Sampler – Corey Fonville (tracks: 1-4, 6, 7, 10, 11)
Dunun – Chief Shaka Shaka (tracks: 1, 9)
Flute – Elena Pinderhughes (tracks: 1, 3, 6, 7, 8, 11)
Guitar – Cliff Hines (tracks: 1-3, 6, 8, 10)
Piano, Electric Piano – Lawrence Fields (tracks: 1-4, 6-8, 10, 11)
Written By – Christian Scott (tracks: 1-3, 5, 7-9, 11)
Written By – Lawrence Fields (tracks: 1, 2, 4, 7, 11)
いまや、クリスチャン・スコット・サウンドに欠かせない存在、
フルートのElena Pinderhughes のプレイがまた素晴らしい!
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