Guitar player's albums

Jazz Drummers of Today
現代ジャズドラマー列伝

Greg Hutchinson / グレッグ・ハッチンソン/ No,007

軽やかで現代的なギター・カルテットの名盤!
A masterpiece of a light, contemporary guitar quartet!

Yotam Silberstein / The Village / 2016年 
ヨタム・シルバースタイン / ザ・ヴィレッジ

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Guitar – Yotam Silberstein
Bass – Reuben Rogers
Drums – Gregory Hutchinson
Piano – Aaron Goldberg

引き続き、現代ジャズドラマー列伝 ≪ グレッグ・ハッチンソンの巻 ≫ の第7弾。
再び、ギタリスト ヨタム・シルバースタインのアルバム。

タイトルは、グリニッジ・ヴィレッジと、「世界はひとつの村だ」という考えのダブル・ミーニングだという。

メンバーは、
ピアノに、アーロン・ゴールドバーグ。
ベースは、リューベン・ロジャース。
ドラムにグレッグ・ハッチンソンという、
ジョシュア・レッドマン・クァルテットの3人を招集しての一枚。

アーロンとグレッグについては、月曜紹介の “Resonance” で、ヨタムは、すでに共演済みだ。
強力なバックを経て、大きく脱皮した感のある素晴らしいアルバム。

中東の文化に中南米、さらにフラメンコ的要素も加え、
まさに、世界の音楽的要素を咀嚼してきたヨタムの大作。

“Resonance” では試行錯誤な雰囲気も否めなかったが、
本作では、完璧にこれまでのスタイルの殻を破って、
あらたなヨタム・スタイルを確立したと言える、アッパレ!

ハッチンソンのドラミングがまた見事。
オーセンティックな4ビートでなくったって、
どんなスタイルだってまかせとき!な感じ。
とくに、このアルバムでは、音色についても
今までにないものを追求してて、これがまたいい。

軽やかで現代的な、ギター・カルテットの名盤。

Greg Hutchinson / グレッグ・ハッチンソン
(Gregory Hutchinson)
– 1970年ニューヨーク、ブルックリン生まれ –

幼少期から両親に音楽的な影響を受けて育つ。
パーカッショニストの父親は、幼い彼をレゲエ・バンドに引き入れた。母親からは、膨大なレコード・コレクションを受け継いだ。ジャズ、ソウル、ファンクなど幅広いジャンルのアーティストを聴きながら、フィリー・ジョー・ジョーンズに憧れ、彼のように「ホーンで歌うようにドラムで歌いたい」と考えるようになる。トランペット奏者レッド・ロドニーのサイドマンとして10代でプロデビュー。
Manhatten School of Musicで学んだ後、ジャズ界の伝説的なアンサンブル・リーダー、ベティ・カーターに師事。カーターとの2年間の共演で頭角を現し、ロイ・ハーグローブ・クインテットでの活動で脚光を浴び、現在に至るまで成功を収める。
ベーシックな3点セットを好み、前に突っ込むような強力なオン・トップなスウィング感を信条とする。

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