Yaron Herman Trio / A Time for Everything / 2007年
ヤロン・ヘルマン・トリオ / ア・タイム・フォー・エブリシング / No,1309
また、ちょっと変わったピアニストを見つけた。
このひともイスラエル勢、1981年生まれヤロン・ヘルマン。
経歴が、また変わっている。
1981年、イスラエル生まれ。学生時代はバスケットボール選手として活躍するが、ケガをきっかけに16歳でピアノを始める。19歳でバークリー音楽大学で学ぶためボストンに渡るも、2ヵ月で中退。その帰国途中、パリのジャズ・クラブでの飛び入り演奏が話題となり、そのままパリが活動拠点に。2009年、アルバム『ヤロン・ヘルマン・デビュー』で日本デビュー。キース・ジャレットやブラッド・メルドーらの流れを汲んだプレイで人気を博す。
16歳でピアノ初めて、3年後にバークリー留学するまでになるものか ?!
それにしても、なんか自由だ。
それはさておき、そんなヤロン・ヘルマン、2006年にデビューして、このアルバムは2枚目、トリオを組んでのレコーディング。
ピアノ・トリオで、いきなりの電子音、斬新。
ビョーク、スティング、ブリトニー・スピアーズなども取り入れ、ポップなフレーズを微妙に入れたり、クラシカルな雰囲気が随分漂う。
ちょっとE.S.T.の匂いもする。E.S.T. ↓
そういう意味でヨーロッパのほうが肌にあっているのかもしれない。
いろんな要素を詰め込み過ぎかもてくらいアイデア豊富、びっくり箱のような多彩なアルバム。26歳ヤロン・ヘルマン楽しくてしょうがない時期なのかも。
ラストは、レナード・コーエンの名曲 “ hallelujah ”でサラッとしめて◎。
Piano – Yaron Herman
Bass – Matt Brewer
Drums – Gerald Cleaver
Hallelujah – Yaron Herman – Victoires du Jazz 2008
- アーティスト: ヤロン・ヘルマン・トリオ,ヤロン・ヘルマン,マット・ブリューワー,ジェラルド・クリーヴァー
- 出版社/メーカー: ビデオアーツ・ミュージック
- 発売日: 2009/09/18
- メディア: CD
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